イバラの道をスキップ

3年前に離婚しました。生涯孤独な57歳おばさんです。
茨の道をスキップで歩けるよう、只今人生を模索中です。

石より紙

2023-11-09 07:54:01 | 日記

先日、会社で一番若い彼女の左手の薬指に、

きらりと光るダイヤの指輪を発見。

 

同棲している彼がいることは知っていたけど、

遂に結婚するんだなあ・・・。

問い詰めることはあえてしませんでしたが、

今彼女は幸せの絶頂付近にいる模様。

 

彼女、仕事はできるしとても感じのいい子です。

男性女性問わず上司からも気に入られていて、

出勤すれば必ず声を掛けられ、就業前や休み時間に楽しそうに話をしている。

将来を約束している相手がいても、全然おかしくないのです。

 

私にもそんな時がありました。

幸せの絶頂期って、誰にでも訪れる。

ずっと続くと信じて疑わないような、輝きに満ちたひととき。

永遠なんて本当はないのに、魔法を信じてしまう時が。

 

夫からもらった、ダイヤの婚約指輪。

今月中に某有名な買取業者に買い取ってもらう予定です。

 

元々貴金属には何の興味もありません。

しかしながら、もらった時はそれは嬉しかったですよ。

ダイヤの詳しいことは知らなかったけれど、

愛されている、そして私を選んでくれた・・・。

そんな証になるのが、婚約指輪ですよね。

 

でも離婚してしまった以上、ただの石ころに過ぎない。

離婚して手放すダイヤは不吉と言うイメージがあるらしく、

高い値段では売れないそうです。

それでもいい。おこずかい程度でもいいから、買い取ってもらいたいです。

 

他にも母の遺品で貴金属が多少残っていたので、

一緒に査定してもらう予定です。

 

幸せな未来が待っている彼女の指で、輝くダイヤ。

カラットの数字や値段なんて関係ない。

ダイヤは本来、幸せな女性の元に置かれる石。

身に付けるべき人間が身に付ければ、輝きはいくらでも増すものです。

 

私の手元にあるダイヤは、もう役目を終えました。

さっさと手放してお金に変えます。

 

いまの生活に絶対的に必要なのは、石より紙なのです。