先日、会社で一番若い彼女の左手の薬指に、
きらりと光るダイヤの指輪を発見。
同棲している彼がいることは知っていたけど、
遂に結婚するんだなあ・・・。
問い詰めることはあえてしませんでしたが、
今彼女は幸せの絶頂付近にいる模様。
彼女、仕事はできるしとても感じのいい子です。
男性女性問わず上司からも気に入られていて、
出勤すれば必ず声を掛けられ、就業前や休み時間に楽しそうに話をしている。
将来を約束している相手がいても、全然おかしくないのです。
私にもそんな時がありました。
幸せの絶頂期って、誰にでも訪れる。
ずっと続くと信じて疑わないような、輝きに満ちたひととき。
永遠なんて本当はないのに、魔法を信じてしまう時が。
夫からもらった、ダイヤの婚約指輪。
今月中に某有名な買取業者に買い取ってもらう予定です。
元々貴金属には何の興味もありません。
しかしながら、もらった時はそれは嬉しかったですよ。
ダイヤの詳しいことは知らなかったけれど、
愛されている、そして私を選んでくれた・・・。
そんな証になるのが、婚約指輪ですよね。
でも離婚してしまった以上、ただの石ころに過ぎない。
離婚して手放すダイヤは不吉と言うイメージがあるらしく、
高い値段では売れないそうです。
それでもいい。おこずかい程度でもいいから、買い取ってもらいたいです。
他にも母の遺品で貴金属が多少残っていたので、
一緒に査定してもらう予定です。
幸せな未来が待っている彼女の指で、輝くダイヤ。
カラットの数字や値段なんて関係ない。
ダイヤは本来、幸せな女性の元に置かれる石。
身に付けるべき人間が身に付ければ、輝きはいくらでも増すものです。
私の手元にあるダイヤは、もう役目を終えました。
さっさと手放してお金に変えます。
いまの生活に絶対的に必要なのは、石より紙なのです。