「主よ、立ち上がって下さい。
人間が勝ち誇らないために。
国々が御前で裁かれるために。
主よ、彼らに恐怖を起こさせてください。
己が、ただ、人間に過ぎないことを
国々に思い知らせてください(詩篇9:20)」
1.男は種を蒔いて子を殖やそうとする。
帝国は思想と文化を広めて他国を属国にしようとする。
神は美と平安を、帝国は快楽と利便を与える。
快楽はいつも美のような顔をしている。帝国はいつも神のように振舞う。
「おお、人々よ、我らは、お前たちを男女に分けて創造した。お前たちを種族と部族に分けておいたが、これは、お前たちが互いに知り合うためである。お前たちの中で最も貴い者は、最も神を畏れる者である。神は全知なるお方、よく通暁し給うお方である(コーラン49:13)」
2.夫を失えば、女は子を産むことはできない。
宗教を失えば、民族は文化を生むことはできない。
夫の単身赴任中に、他人の種を孕んだ不貞の女は、帰ってきた夫に誅殺される。
自国の神を忘れて、外国の文化を産み育てた民族は、神の激怒をかって滅ぼされる。
「もし人がその妻を出し
彼女が彼も元を去って、他の男のものとなれば
前の夫は彼女の元に戻るだろうか。
その地は汚れてしまうではないか。
お前は多くの男と淫行に耽ったのに
私に帰ろうというのかと
主は言われる(エレミヤ書3:1)」
3.悩んでも押さえつけても流血は止まないが、生理で女が死ぬことはない。
話し合っても条約を結んでも紛争は止まないが、内戦で国は滅びはしない。
無駄な流血と疲労から逃れたければ、夫を迎えて子を孕め。
政権について、国家に宗教を齎すことの出来ない者は、間もなく血と共に流れ去る。
「唐の政を聞くに、刀剣を用ひずして、四百余州を治めて、代々子孫に伝えたる事多し。日本も神代の時より、代々に天下を治め、子孫に伝へたり。然るに近年天下終に治まらず、一代二代にて亡ぶる事審らかならず、さらに明らかならず。唐人の物知りと言う人日本に来る時、此の不審を問ふたれば、唐人答へて云ふ、「日本も唐も、上代も末代も、人の心に変はりは無し。天道を知らずしては、心を労し、形を労しても、天下治まらず。天道を知って、天下を治むる時は、心を労せず、形を労せずして、自然に治まり、子孫繁栄する也」。唐人に聞きて、此の天道の理を得たり。私の工夫を以て申すに非ず。然れども口伝にあらざれば、真の妙所には至り難し。唐にても学文高上の人さへ、天道の理の明らかなるは稀也。大方を書き付け候へども、言語に述べられぬ一段あり。ただ天なり理也。また権道ど言う事有り(本佐録/第1章)」
4.十月の平和の後、激しい苦痛を経て、女は自分の幸福を生み出す。
久しく続いた内乱を経て訪れた平和も、単なる懐胎期間に過ぎない。
神を愛し、神に愛されているなら、国は絶え間ない平和と幸福に恵まれる。
真面目な男だけが女を幸せにする。正しい宗教だけが国家に平和と繁栄を齎す。
「さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。イエスのことを聞いて、群集の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。『この方の服にでも触れれば癒していただける』と思ったからである。すると、すぐに出血が全く止まって病気が癒されたことを体に感じた。イエスは、自分の中から力が出て行ったことに気づいて、群集の中で振り返り、『私の服に触れたのは誰か』と言われた。そこで、弟子たちは言った。『群集があなたに押し迫っているのがお解かりでしょう。それなのに、「誰が私に触れたのか」と仰るのですか』。しかし、イエスは、触れた者を見つけようと、辺りを見回しておられた。女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら進みひれ伏し、全てをありのままに話した。イエスは言われた。『娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心していきなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい』(マルコ伝5:25)」
5.妊娠しなければ乳はでない。宗教が無ければ教育はできない。
どれだけ乳房が膨れ上がっていても、乳が出なければ仕方がない。
議論が小生意気に盛り上がっていても、教育が出来なければ子供たちは育たない。
正しい神の宗教を授かれば、自然と学問は膨らみ、国は必ず豊かになる。
「律法学者が一人来て、その議論を聞いていたが、イエスが見事に答えられたのを知って、イエスに尋ねた。『すべての掟の中で、どれが一番重要ですか』。イエスは答えられた。『一番大切なのはこれです。「イスラエルよ、聞け。あなたがたの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ」。次にはこれです。「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」。この二つより大事な掟は、他にはありません』。そこでこの律法学者は、イエスに言った。『先生、その通りです。「主は唯一であって、そのほかに、主はない」と言われたのは、まさにその通りです。また「心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する」ことは、どんな全焼の生贄や供え物よりも、ずっと優っています』。イエスは彼が賢い返事をしたのを見ていわれた。『あなたは神の国から遠くない』(マルコ伝12:28)」
6.男は複数の女を妻にできるが、女は一人の男しか主人とすることはできない。
御国や帝国は複数の国と同盟を結べるが、女国は一つの男国しか盟主と仰げない。
夫有る女を口説く男は殺されよ。
軍艦を連ねて、由緒正しい神有る国に国交を迫る国は滅ぼされよ。
「主の言葉が私に臨んだ。
行って、エルサレムの人々に呼びかけ
耳を傾けさせよ。
主はこう言われる。
私は、あなたの若いときの真心
花嫁のときの愛
種蒔かれぬ地、荒れ野での従順を思い起こす。
イスラエルは主に奉げられたもの
収穫の初穂であった。
それを食べる者は皆罰せられ
禍を被った、と主は言われる(エレミヤ書2:1)」
7.脱がせてみたら、男性器が備わっていたからといって強姦魔になるとは限らない。
調べてみたら、軍事力を秘めていたからといって、他国を侵略するとは限らない。
下半身裸で歩き回り、出会った者に服を脱げというのは、変質者の振る舞いだ。
自国の軍事力をちらつかせて、他国に軍備を解けと言うのは頭のおかしい証拠だ。
8.医者でもない奴にお前は癌の疑いがあるから脱げと言われて
荒々しい男たちの前で素直に脱ぐような乙女はおるまい。
天子でもない国に、お前の国には化学兵器がある疑いがあるから見せろと言われて
敵意をもった国々の前で国土を開陳してみせる馬鹿はおるまい。
9.公然と集団リンチやレイプが行われているのに、やめろと言うだけで助けに入らず
それが終わってからも犯人を野放しにしているような奴に保安官を名乗る資格はない。
大国が連帯して弱小国家を攻撃しているのに、反対を唱えるだけで軍事行動も起こさず
裁きにもかけないような奴らは政府だの安保理だのといえない。
10.夜中にドアを蹴破ったり父親を殺すのは反対だと言いながらも
娘を犯して孕ませるのには俺たちも参加させてくれと言うのは畜生以下の振る舞いだ。
先制攻撃をしたり他国の独裁者を追放するのは反対だといいながらも
復興を機に市場に参入するのには仲間にいれてくれと言う奴らはこの世で最も卑劣だ。