アルビくん スワンちゃん「出社」に及ばず

たとえ利潤を多く出していたとしても、無駄な出費を排除するのが経営の鉄則です。
況や、赤字が出ているようなら尚更。

アルビレックス新潟の昨年度の決算は厳しい数字が並んだとか。
そして本年度のそれも同様らしいとの話。

だからアルビレックス新潟は歳出削減に懸命です。
試合運営に関しても、バッサリとメスを入れています。
そんな象徴が、クラブマスコットの「自宅待機」。

もう少し詳しく書くと、アルビレックスレディースのホーム試合に、スワンちゃんとアルビくんが出張らなくなったんですよ。

昨シーズンまでは、キックオフ前、そしてハーフタイム、試合終了後に愛想を振りまくアルビ・スワン夫妻の姿がありました。
が、今季、レディースのゲームに彼らの姿は……


〝現実的な話〟、マスコットを登場させるとなると、その〝身体〟の移動経費が掛かるし、〝内臓〟のお手当ても払わなくちゃいけない。
それを、カットしたということですな。

でもですね、マスコットの〝人件費〟ってそんなに高くつくものなんでしょうか？

仮面ライダーショーとかウルトラマンショーとかの＜中の人間＞のギャランティが幾らなのか？クイズ番組で紹介していたことを見たことがあるんですけど、それを基に推理すれば、スワンちゃんたちへの〝お手当て〟は、そんなでもないはず。
甘く計算しても数万円×2匹分。
2体を合わせても10万円には及ばないでしょう。
リアルな話、5万円以下なのでは。

不遜な物言いだけど、その程度の経費を浮かせるために、アルビくんたちを登場させないというのは、如何なものか？
なでしこリーグはプロフェッショナル興行じゃないけども、アルビレックス新潟は有料で試合を運営しているんですから、マスコットのサービスはカットしちゃいけないのではないか？

そもそも、何のためにマスコットが存在するのか？
さいたま市の『ニートマスコット』じゃないんだから！

けど、スワンちゃんらの出演を取り止めるということは、きっとクラブ側にも忸怩たる思いがあったに違いないんでしょうね。
無駄を省き、経費を削れるだけ削っても、まだ足りない計算になる。
そこで仕方なく、アルビくんたちも〝リストラ〟対象になったんでしょうね。

アルビレックス新潟レディースの主催試合に足を運ぶ人の数は、トップチームと同様に大きく目減りしています。
4桁に届かない客数が、今じゃ大半ですからね。

今の2倍、新潟レディースを応援しに来る人が増えてくれたら、スワンちゃん・アルビくんの自宅待機命令も解除される…のか？
レディースの試合には、けっこうチビっ子も来場するから、マスコットがいるサービスになるんだけどねえ。