アルビレックス新潟の対戦相手は辛いよ

全日本サッカー選手権の2回戦で、アルビレックス新潟と対戦する富山新庄クラブのことを、インターネット検索であれこれと調べていたら、富山新庄クラブの堀勝弘監督が執筆しているブログを見つけました。
その堀監督が、アルビレックス新潟との試合日程に関して〝こぼして〟います。

＜富山新庄クラブとしては当初の予定通りに10月8日開催を期待していましたが残念ながら平日開催になってしまいました。
サラリーマンが多いうちのチームとしては土曜日もしくは休みの日のほうが有難かったのですが・・・・＞
9月29日付の記事より抜粋



御承知のように、全日本サッカー選手権大会の2回戦[アルビレックス新潟×富山新庄クラブ]は、10月8日（土）に東北電力ビッグスワンスタジアムで開催することを、当初予定としていました。
しかし、アルビレックスがJリーグヤマザキナビスコカップの準々決勝に進出したため、12日（水）に変更となってしまった、と。

仮にアルビレックスが5日（水）の準々決勝で敗退した場合、中2日と厳しい日程ではあるけれど、8日に新潟が富山新庄と戦っても構わないわけで。
でもそれが出来ないのは、興行上・運営上の準備があるから。
Jリーグ戦の予定も詰まっているし、12日に日程を移動させるのは止むを得ないですよな。




富山新庄の選手たち、この試合のために半日勤務、ないしは終日の欠勤をしなくちゃならないわけでしょ。
有給を取れればいいけど、既に消化し切っていたら給与減を覚悟で休まないといけない。
休むと、職場の同僚への皺寄せも出てくる。
うーん……

これ、富山県内で行えば、堀監督の懊悩は多少なりとも低減したはずですよね。
アルビレックス新潟の立場でいえば、サポーターは別として、プロ選手の集まりなのだから、平日開催は別に問題なし。

以前も書いたことだけど、天皇杯の2回戦の会場は、J1・J2クラブにハンディキャップを与える意味で、格下リーグのチームの本拠にすればいいんですよ。
日本サッカー協会は、全日本サッカー選手権開催の目的の一つに、サッカーの普及を掲げているんだから、Jリーグチームが〝アウェイ〟遠征することは理に適っているんだし。



でも、試合会場の確保、ってのが立ちはだかりますからなぁ。

JAPANサッカーカレッジを富山新庄クラブを倒しました、じゃあ、次の会場は富山県で、というのは日本の運動施設の予約・使用の規約から、なかなかに難しい話。

では端から、富山県内の会場を確保しておいても問題あり。
富山新庄が勝つとは限らないのだから。
「福井」県で「奈良」クラブとアルビレックス「新潟」が試合をしたように、「富山」県でアルビレックス「新潟」と、新潟に本拠を構えるジャパンサッカーカレッジが試合をしても、地元富山県民は興味が持てないでしょ。
うーん……



FC鈴鹿ランポーレ、SAGAWA SHIGA FCも富山新庄クラブと同じ悩みを持ってんでしょうねえ。
まあ、最初から12日の平日開催だと決まっていたら、富山ほどには困っていないだろうけど。


（写真の街並みは、実写版『るろうに剣心－明治剣客浪漫譚－』とNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の撮影地となったところです。）