あれから10年目の清水エスパルス×アルビレックス新潟

御承知の通り、あす2014年10月23日は「平成16年新潟県中越地震」が発生して10年目の節目の日。

マグニチュード6.8、最大震度7を観測。
68名の方が亡くなり、4805人の方が負傷。
上越新幹線が脱線、関越自動車道と北陸自動車道が不通。
東日本大震災と比較すると、その被害の数字は小さなものですが、しかし甚大な災厄でした。

中越地震が起こったのは土曜日。
翌日の日曜日、即ち平成16年10月24日、アルビレックス新潟はジュビロ磐田とヤマハスタジアムでJ1リーグ戦。
震災によってゲームに集中したくても集中できない、精神的に苦しい中で戦った新潟は磐田に1対3で敗北。

さて、中越地震10年目の明日を控えて、アルビレックス新潟は清水エスパルスとIAIスタジアム日本平で対戦。
チームは異なれど、競技施設は違えど、アルビレックスは10年経ってまたも静岡県内でJ1リーグ戦に臨むことになりました。
試合日程作成ソフト「マッチスケジューラー日程くん」の配慮でしょうか。

平成16年10月にヤマハスタジアムで戦った選手は、いま一人もいません。
野澤洋輔と安英学とエジミウソンが現役でいるだけ、他は既に引退。
あの日のことを知る選手は皆無だけど、しかし、〝新潟の選手〟として節目の日を前にして、相応の意気込みと覚悟を抱いてエスパルスに向かっていってもらいたいし、そうすると信じています。

10年前は、磐田市に行きたくても行けない、そんなJリーグどころじゃないって人が大勢いました。
10年後の今日、静岡市に行きたくても行けない人、多数います。
ですが、地震でアウェイ戦に向えなかった10年前のことを思えば、水曜＝平日のせいで行けないことなど、恵まれていることだと思います。
2004年はスカパー！生中継体制は整ってなかったけど、仮にそうであってもスカパー！を視聴してアルビレックスの応援どころじゃなかったはず。
今晩は、スカパー！中継に集中できるだけでも幸せというものですよね。