「第84回東京箱根間往復大学駅伝競走」が終わると、流石に正月気分が薄まってきますなあ。
新潟県出身のランナーは、計7人がエントリーしていましたが―――
第5区の亜細亜大学の走者は、小澤信(まこと)選手。
中越高校出身の4年生は、区間4位の成績の走りで、芦ノ湖のゴールテープを切りました。
記録は、1時間20分53秒。
十日町高校出身の東京農業大学1年生の田村英晃選手、そして中越高校出身の国士舘大学3年生の田代洋平選手、彼ら2人は第7区を激走。
田村選手は区間16位の1時間7分1秒、田代選手は区間17位の1時間7分31秒でした。
城西大学のキャプテン五十嵐真悟選手は、安塚高校出身の4年生。
8区を走り、記録は1時間7分34秒で、区間13位。
中越高校卒業の日本大学3年生の田中仁選手は補欠のままで未出場。
日本文理卒業の法政大学3年生の星野剛(ごう)選手と、安塚高校卒業の順天堂大学2年生の志賀洸介選手は、エントリーから外されて、補欠からも外されました。
亜細亜大学は総合成績が5位だったので、小澤選手は良い気分で卒業できるでしょうが、一方、城西大学は11位に終わり、シード権を取れず。
五十嵐選手は、主将として、悔しい気持ちで箱根路を終えることになりましたね。
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エンジのユニフォームのランナーが第5区でトップに立ったシーンを見たときは、夢を見ているのかと思ったw(゜o゜)w
渡辺康幸駅伝監督は、[往路優勝&総合3位]とブチ上げている旨の新聞記事を目にした際には、“ホラ吹いちゃって”とさえ感じたものだ( ̄ω ̄;)
だって、ほら、学生界ナンバー1長距離ランナー・竹澤健介選手が、挫骨神経痛を再発して体調万全じゃなかったから。
先月23日、竹澤選手が挫骨神経痛の痛みが発生して、欠場する可能性ありとスポーツ新聞が報じているのを読んで、ぶっちゃけ、シード校落ちする覚悟さえしたからね「(´へ`
11月の伊勢路の駅伝のときは竹澤選手がいたけど、それでも5位だったんだからさ。
もう[往路優勝&総合3位]どころの話じゃないって┐('д')┌
で、花の2区じゃなく、3区で起用となっても不安は消えず…
逆に、出場したことで大ブレーキや、途中棄権という事態さえ起こり得るのではとビクついたもんね。
ところが竹澤選手は区間賞の走りを見せたでしょ∑( ̄[] ̄;)!
そんでもって、早稲田大学競争部にも、【山の神】が存在したとは!!
瀬古俊彦さんも言ってたけど、伝統的に山登りの5区と、山降りの6区は大の苦手。
例外は、10数年前の小林雅幸選手―ちなみに十日町高校卒業―くらいでね、折角4区まではトップや先頭集団を走っていても、5区で追い抜かれる姿が定番だったのに。
それが、山梨学院や駒澤を追い越すんだから、意外以外のナニモノでもないよ。
6区でも1位の座を守って、それどころか加藤創大選手が鑑賞を獲得したのも、全く想定外だったね( ̄▽ ̄;)!!
渡辺康幸監督の現役時代、櫛部選手や武井選手らが在籍した黄金時代でもあるんだけど、その当時でも山のスペシャリストがいなかったもんで、往路で優勝してもすぐに6区で2位以下に落ちちゃうのが常だったんだよなあ。
だっけ、昨日なんか、6区でいつ駒澤に逆転されるかハラハラし通し。
小田原中継所に加藤選手が最初に飛び込んできたときは、マジ、信じられなかったね。
加えて、区間賞まで取っちゃうんだから!?(゜〇゜;)
最終的には総合2位になってしまったけど、それでも大満足(^∇^)
正月2日・3日を堪能するため、例年、讀賣新聞とスポーツ報知新聞に掲載される箱根駅伝の分析連載記事を読んだり、箱根の分析本をチェックしたりして備えるんだけど、仕入れた情報で判断する限り、“早稲田は5位に入賞できればラッキーだな”程度に感じてたんですよね。
それだけに、往路1位、復路3位、総合2位という結果は、望外の喜び。
この喜びを例えるならば―――
忘年会のビンゴ大会に当たって年末ジャンボ宝くじ50枚を貰ったけど、どうせ当たりゃしない、ブルーレィDVDが当たりたかったよ、中途半端なものを貰ったなあと思ってたら、その宝くじの1枚が5等で10万円当選だ!――みたいな喜び…?
なんか、分かりにくい喩えですね(;´▽`A``
ま、とにかく、正月早々、喜ばしい映像を目にすることが出来て幸せヽ(^◇^*)/
さて、箱根駅伝を見て毎年感じるのは、団体競技で好成績を残すには、全員が平均して高い能力を発揮することが不可欠なのだということ。
優勝した駒澤大学の選手で区間賞を受賞したのは8区の選手のみ。
ところが皮肉なことに、11位の城西大学は、区間賞を2人も出している。
けど、11位なのだ。
4区の区間賞は国士舘大の選手だったけど、同大学の総合成績は13位だったのだ。
また日本大学のダニエル選手は15人抜きの快挙を成し遂げたけど、その日大の最終成績は9位で、ギリギリでシード権を確保した恰好だ。
駒大のランナーの個々の成績を眺めると、2位・5位・7位・4位・2位・12位・2位・1位・2位・3位。
二桁順位だったのは1名のみ。
ちなみに早大の場合、二桁順位は2名。
いわゆる「大砲」が1人や2人いても、他のランナーが振るわなかったら、総合力を問われる箱根駅伝では勝てないんだね。
まあでも、距離の短い出雲駅伝では、逆に「大砲」がいれば、それだけ有利なんだけども。
野球やサッカーやバレーボールなども同じで、たった一人だけ頭抜けた存在がいても、他のプレイヤーのレベルが低ければ、優勝やそれに準ずる成績は挙げられないんだね。
かといって、超級の選手がいなければいないで、優勝は難しい。
昨夏の高校野球で、佐賀北高校のような野球部が優勝したのは、逆に珍しいこと。
そこがまた、団体スポーツの難しいところであり、醍醐味であり。
団体競技を強くして、優勝させるのは難業だねえと改めて実感したお正月でした。