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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

渡辺彩香 がんもと共に新潟を離れる

2019年12月28日 01時00分00秒 | アルビレックス新潟レディース
みなさん御承知のように、渡辺彩香が、通称しんが、新潟の地を離れて京都に引越しします。
退団する旨の公式発表と同時に、バニーズ京都SCに移籍することも明らかになったのを考えれば、彼女はきっと10月頃までにはアルビレックス新潟レディースを退団する決断をしていたんでしょう。
そして新天地を模索していた、と。

みなさんも、しんが今季限りで新潟選手ではなくなるだろうと予期していた筈です。
2018シーズンと2019シーズンと、出場機会がめっきりなくなりましたから。
儂も、2シーズンに渡ってゲームに殆ど出られていない状況を受け止め、9月にはそんな予感を強めていました。

「優勝劣敗」「世代交代」はスポーツ界の習い。

彩香は2015~2017シーズン、新潟の左サイドの〝顔〟でした。
主はサイドバックですが、戦況に応じて監督が1列上げて、より攻撃性を発揮させた試合もありました。
瞬く間に、新潟にはなくてはならない一員に。
ところが、昨季の前半は当時高校3年生の白井ひめ乃に持ち場を奪われ、後半は今度、北川ひかるに取って代わられます。
今季は、松原志歩と北川ひかるからポジションを奪えず。
若い世代に突き上げられて、控えメンバー入りもままならなくなり。

ひめ乃は、渡辺彩香のことを心底慕っています。
そのひめ乃に左サイドバックの座を譲ってしまったことは、世代交代の象徴に映りました。

しんといえば、愛犬「がんも」、そして八坂芽依の傅役を直ぐに連想します。

渡辺彩香のツイッターは即ち、がんもの近況報告の性格を帯びていましたよね。
あのSNSに、気持ちが和んだ人は大勢いたでしょう。

極めつけは、彼女への応援コールは「しん!しん!がんも!」ですからね。
新潟への入団当初、『がんもっていうのは、何のこと?』と不意に質問を受けたこともありましたっけね。
そりゃそうだ、常識的にペットの名前を、サッカーの応援コールには用いませんもん笑 

今はINAC神戸レオネッサの選手ですが、八坂芽依が新潟で羽ばたいた功労者は、渡辺彩香だと小生は分析しています。
八坂の持ち場は左サイドハーフ。
ということは、渡辺が芽依とユニットを組む場面が多いわけです。
ところが、八坂芽依はどうも戦術眼に難を抱えていて。
端的にいえば、直観型。
それで、しんは苦労したわけです。

アルビレックス新潟応援専門誌「アルビFun」 だったと思うのですが、そこに彩香が芽依の「サッカー脳」を評していて。
要約すると、後輩がなかなか監督の指示、自分の指示を理解してくれない、と。
半年かかって、理解してくれた、と。
それを読んだときは、あ〃やっぱりか、と仲間内で笑ったものです。

SNSで推測する限り、私生活でも、しんは八坂の世話を熱心にしていたようで笑


ところで、しんは神戸から新潟にやってきました。
INACは、事実上のプロ契約チーム。
それが何故、働きながらサッカーをしなくてはいけない新潟に転籍したのか、ずっと疑問でした。
神戸で干されていたならいざ知らず、主力だったわけで。
その答えが、新潟退団の挨拶にありました。

「2013年皇后杯決勝での新潟サポーターが創り出す雰囲気に感動し、いつかこの応援を受けてプレーしたいと思っていました。」
「それが叶ったことが幸せです。」

新潟の応援者としては、光栄な移籍理由です。


渡辺彩香、ありがとう。
バニーズでばんばん試合に出て、京都サポーターの心を鷲掴みにするよう、祈念いたします。

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