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映画「96時間/レクイエム」 3作目となると設定が難しい

2015年01月31日 18時00分00秒 | 映画・テレビドラマ・漫画
「96時間」と「96時間/リベンジ」は、家族が犯罪組織に誘拐されてしまい、それをCIAの元凄腕工作員の父親が救出に向かうという筋立て。
パート1の誘拐は、たまたま娘が標的となった人さらいって話。
パート2の誘拐は、主人公に復讐するために彼と離婚した元妻とが拉致って話。
パート3の誘拐は、じゃあどんな設定?
でも、毎度毎度、身内が誘拐されるって脚本は厳しい。
家族じゃない、たとえば親友がさらわれる話とかかね?と予想してたら、今回は誘拐とその救出を描く物語じゃないと来た!
元女房の殺害嫌疑を掛けられた主人公が、警察の捜索を逃れながら真犯人探しをするという粗筋。

映画「海猿」はパート2以降、主人公たちが救助に→主人公も危機に陥り2次遭難→絶体絶命→海上保安庁の仲間たちが駆けつけ人海戦術の末に助かる、というパターンで飽きた。
パート4は、伊藤英明君演じる主人公でなく、佐藤隆太君が扮する同僚を2次遭難の対象にして変化を施したけど、骨格は変わらない、だから既視感があって新鮮味がなかった。

リュック・ベンソンは「96時間/レクイエム」を創るに当たり、誘拐救出って話だけでは、じり貧と判断して、主人公の逃亡劇に変えたんでしょう。
だから過去作の焼き直しには成功したけど、でもこれじゃあ「96時間」シリーズの意味がないという、矛盾みたいなものも生じまって。
邦題の「96時間」の意味は、96時間のうちに助け出さないと死ぬ確率が高いという犯罪学から由来したもの。
原題の「Taken」は、「誘拐された」って意味。
なのにパート3には誘拐が発生しないんだから、看板に偽りあり。
第3弾を作ったのは、前2作の商業的な成功を受けてだけど、作品概念からしたら失敗だったと思う。

「96時間」シリーズでない、アクション映画だったら、もっと堪能できたと思う。
続編を作るときの難しさだよね。




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