東口順昭の持ち腐れ

これでは、東口順昭(まさあき)の復活の意味が、薄らいでしまうよ。
一体、アルビレッジで何を話し合って、準備しているんでしょ？


みなさん御承知の通り、アルビレックス新潟のゴールキーパー東口順昭選手の大きな武器は、精度がこの上なく高いキック。
ゴールキック、キャッチしてからのパントキック、そしてバックパスを受けてのロングフィード。
彼のキックをきっかけに、敵ゴールを急襲する場面を、我々アルビレックス新潟を応援している人間たちは、スタジアムで、スカパーの中継画面で、幾度も目の当たりにしてきています。
今は大宮アルディージャの北野貴之(たかし)のキックが『あれ』だっただけに尚更、東口順昭の精度・強度に感嘆させられてきました。

アルビレックス新潟の選手が東口にバックパスして、そこからカウンター攻撃が繰り出されるなんて、たまげましたよね！みなさん。

しかし、しかし、そんな東口の武器が活きる場面、今季はまだ1度も観たこと無い。
が、予期できていた事態ではあるんですけどね。

チョ・ヨンチョルが大宮アルディージャに移籍することが決まったとき、みなさん色々な思案・心配をされたはず。
その中に“じゃあ、東口の蹴ったボールにヨンチョルが反応してトラップして、ってシーンはもう観られないのか…”って考えませんでした？
考えましたよね！

それがしも、そうでした。
そして“あっ、では誰が東口のキックを受けるんだろ？？”と疑問・不安が湧いてきて。
東口のキック精度の異様な高さも、チョ・ヨンチョルあってこそ、でもあったんですよね。
彼らは共生関係。

でも、そこはそれ、プロフェッショナルなサッカーチームなんだから、ヨンチョルに代わる「受け手」を黒崎監督や東口や攻撃的なポジションの選手たちが協議して決めると思いました。
いや、そうするのは当たり前のこと。

ただ、東口がケガから復帰したばかりだし、最初から上手くいくとは思ってません。
3回のキックのうち1回の成功、くらいで始めて、だんだんと成功率を高めればいいと。
が、しかし、東口の復帰試合から此の方、ちっともじゃないですか。

きのう4月21日（土）の対サガン鳥栖戦は、とりわけ惨憺たるもの。
東口が蹴ったボールが、そのまま向こうのゴールラインを割って、鳥栖ボールで試合再開だなんて……

ホント、アルビレッジで何を話し合って、準備しているんでしょ？
それとも、東口のフィードに合わせる練習を積んでいるけど、それが本場では失敗ばかりとか？
だったら、だったでプロフェッショナルとしてあるまじき。

次の試合以降は、改善が図られていることを願います。