おら、2ステージ制でアルビレックス新潟が優勝したら、遠慮なく慶ぶ

例えばの話。
アルビレックス新潟がJリーグディビジョン1の年間の総合勝点の順位では6位であるものの、第1ステージで2位となり、「スーパーステージ」と「チャンピオンシップ」に進出したとします。
で、アルビレックス新潟がチャンピオンシップをも制したとしましょう。
そのとき、筆者は大喜びします、間違いなく。

“こんなの、本当の優勝じゃないよ”と腐すこと、拙には、とてもじゃないが出来ない。
もし、優勝皿を本間勲が掲げたら、感涙に咽びます、請け負います。
“いさおー、そんなん、ホントのJ1優勝じゃねえからなあ”と、ケチをつけること、無理。
内心は、モヤモヤした感情が、腑に落ちない感情が渦巻くはずたけど、おくびにも出さない。
年間総合勝点で1位のクラブのサポーターなどに、まやかしの王者だと謗りを受けても、なんら恥じることなく万歳しちゃう。

でも、例えば大宮アルディージャなどが、そういう形でチャンピオンシップ制覇したら、文句の限りを尽くします。
それがしは、そんなご都合主義者。


筆者は、Jリーグディビジョン1の2ステージ制移行に反対。
プレーオフ無しに、ホーム&アウェイの総当たり2回戦制のみで順位付けする現行方式を、至上の大会形式だと考えています。
故に、今日決まった2ステージ制とプレーオフ制には反対であり、撤回してもらいたい。
結局そうなってしまったけど、チャンピオンシップ勝利クラブ＝年間総合勝点1位クラブでない限り、真の王者とは認めたくありません。

だけど、もしアルビレックス新潟が年間総合勝点1位でもないのにチャンピオンシップで勝ったら、と想像したら、思案に暮れました。
その前段階、スーパーステージにステージ優勝もしてないのに出場することになったとして、じゃあ、チャンピオンシップ出場を目指そうぜ！と言えるかどうか、悩みました。
チャンピオンシップ出場を果たしとして、俺らは年間総合勝点で6位のチーム、チャンピオンシップ出場に値しない、と応援に行かない選択肢を選べるか、思考実験しました。

欠陥の目立つ制度だけど、でもそれがしには、現場応援しないという選択肢は選べない。
アルビレックス新潟が優勝したのに喜ばないという行動、選べない。

それでいて、他クラブがそうならば、イチャモンつけるに違いないんですよ。

2011シーズンのJリーグヤマザキナビスコで、アルビレックス新潟はたった1回勝っただけでベスト8入りしました。
嬉しかったけど、嬉しさ以上の割り切れなさに襲われて。
アルビレックス新潟が2ステージ制で、不完全な形で王者になってもメチャクチャ歓喜すると宣言したが、現実にそうなったら、後ろめたさみたいな感情が、そうはいっても湧き出てくるんだろうか。