アルビレックス新潟ユースからトップチームへと初めて昇格した田中泰裕(現新潟医療福祉大学職員・同大学サッカー部コーチ)、2人目・3人目の大野和成(現湘南ベルマーレ)と長谷部彩翔(あやと)(現FCガンジュ岩手)はそうじゃなかったけども、4人目の酒井高徳(ごうとく)(現VfBシュトゥットガルト)以降、ユース所属の選手でトップチームとのプロ契約を締結した選手には、或る共通点があります。
年代別日本代表の招集歴?
違います。
共通項は「2種登録」。
プリンスリーグ北信越やJユースカップに出場できるし、J1リーグ並びにJリーグヤマザキナビスコカップや全日本サッカー選手権大会にも出場できる資格「2種登録」を高徳以降のトップチーム選手は受けているのです。
2種登録されたけど、トップチームに昇格しなかった選手もいます。
阪南大学の泉澤仁君や、筑波大学の早川史哉君のように。
だから、2種登録=必ずしもアルビレックス新潟トップチームのプロ選手になれる、ではないのだけど、アルビレックス新潟トップチームの選手になったユース出身者は必ず2種登録されています。
奥山武宰士然り、渡辺泰広然り、西村竜馬然り、川口尚紀然り。
この「ユース」「U-18」から2種登録した選手を、後にトップチームに引き上げる〝流れ〟は、なにもアルビレックス新潟限定の事象ではなく、他のクラブでも頻繁に見られます。
推測するに、2種登録は本来の機能と意味づけである“プロの試合に出場させてやるかもしれないよ”ではなく、“本決まりではないけど、クラブは君のことをプロチームへ昇格させる意思を持っているよ”という「手形」的な意味づけが、現在では多分に含まれているのでありますまいか。
クラブによっては、2種登録=プロ内定、2種登録=プロ契約の打診、なのではないか。
しかし逆の見方をすれば、2種登録されないとトップチームへの昇格は極めて困難ということ。
となれば、2013シーズンのアルビレックス新潟ユース所属選手の高校3年生で、2種登録されているのは2名ですが、他の高校3年生は……。
さて、毎週金曜日に、Jリーグは選手の登録・抹消の公示を行っています。
9月13日の金曜日にも、終ぞ、彼の名前はありませんでした。
ここに至ってもなお、アルビレックス新潟ユースのあの選手の名前が無いとなれば、「アルビレックス新潟」は彼に開志学園を卒業して直ぐのプロ昇格は、残念ながら考えていない、そう筆者は受け止めざるをえません。
もしも筆者の推測どおりならば、この上なく残念であり、哀しく、激しく落胆します。
「アルビレックス新潟」は、渡邊新太君をトップチームに引き上げる意思は無いということなのか……
それがし、物凄く納得がいきません。
アルビレックス新潟ユースの背番号9番は、プロ選手とするには及ばないのか?
彼、早川君のように大学進学志向で、2種登録を敢えて断ったのか?とも推理したけど、確か彼はプロ志向が非常に強いと聞いていたので、その推理は間違っているはず。
となれば……
大学で鍛えて、そして大学4年間で更に成長していたら声を掛けます、というつもりなのか?「アルビレックス新潟」は。
もしそうだしても、泉澤仁君のように、他のJクラブに加入する恐れも十二分にあるわけでね。
なして、2種登録しねぇんだろか?
拙は、アルビレックス新潟のことを応援している人間たちの中で、群を抜いてアルビレックス新潟ユースの試合を観ているという自負があります。
その評価には首肯できないという人もおられるでしょうが、渡邊新太君はアルビレックス新潟ユース史上、最高・最強の点取り屋、ストライカー。
あの泉澤仁君、彼のユース時代のプレーぶりも凄かったけど、新太君はそれ以上。
もちろん、今の新太君と今の仁君とを比べたら後者が上だけど、同じ高校3年生時点での技量は前者が先を行っています。
そもそも高校1年生の4月から、〝違って〟いたんですからね。
あれは、帝京長岡高校グラウンドで催されたプリンスリーグ北信越の第1節、対丸岡高校サッカー部戦。
いきなり先発抜擢されて、いきなりダブルハットトリックを記録。
6得点ですよ、6得点。
早川史哉君もハットトリックを決めたけど、新太君のそれに〝霞んで〟しまうくらい。
あのときの衝撃と興奮は、今も忘れられません。
その後、2年生と3年生の先輩たちの奮起などもあって継続的に長時間ゲームに出場する機会が減り、試合に出ても開幕試合でのダブルハットトリックが相手チームの警戒を呼んでしまい、そうそう得点を奪えなくなったけども、その後の成長が大いに楽しみなプレーをそのシーズン見せてくれました。
果たして、昨シーズンと今シーズン、期待以上の進化を遂げます。
昨季のプリンスリーグ北信越で、アルビレックス新潟ユースは奇跡的な逆転優勝を成し遂げたのだけど、その原動力となった一人であり、主力は新太君。
依田隆希君(現桐蔭横浜大学)と共に、ゴールを量産しまくり、勝利へと導きました。
今シーズンの序盤、彼はケガをしてしまいプリンスリーグ第1・2節に出場せず。
第3節で初先発し、キックオフ1分足らずで今季初得点を記録したものの、その後はケガの後遺症なのか、あまり得点量産とはいかなったけども、6月からは持ち前の得点奪取力が全開。
気付けば、プリンスリーグ北信越の得点王争いの首位、しかも断然トップ。
さすがストライカーなのは、先制点を多く決めていること。
プリンスリーグ北信越、17試合を消化して、新太君が先制ゴールを挙げたのは実に10試合。
前述のように第2節まで出場できなかったから、実質15試合中10試合で、それをやってのけているわけで。
サッカーは、最も得点の入り難い球技であり、故に先取点の価値というのはとても大きいわけですが、それを10試合もやるんですから、並大抵じゃない。
それに同点ゴール、勝ち越しゴール、2点差にして相手の戦意を挫くゴールも記録。
〝ここぞ〟のときに決めてくれる、本当に頼りになるストライカー。
この殊勲ぶりは、昨季までは多くありませんでした。
これも彼の進化の一端。
進化といえば、守備力も高まりました。
それまでも決して前線からの防御は怠らないFWだったけど、今シーズンはより厳しく激しい守りを披露。
プレスバックの鋭利さたるや、舌を巻きます。
彼だけのおかげじゃ勿論ないけど、今シーズンのアルビレックス新潟ユースのリーグ総失点数が、リーグ最少の17試合14失点なのは、彼の力にも因ること間違い無し。
そしてポストプレー。
彼は170cm足らず、小柄の部類。
それが、にも拘わらずボールが収まるんだ、面白いようにこれが。
ハイボールはさすがに上手く管理できないけど、グラウンダーのパスはピシっと足元に納め、そして溜めを作り、そこからパスやドリブルを選択して攻撃を組み立てていきます。
そう!田中達也!達也のプレーを思い起こしてください。
彼も上背がないFWだけど、うまくボールの納めどころを果たしてくれていますよね。
新太君も、そうなんですよ。
昨季から見られたことだけど、これも前述の守備同様に、今季より成長しています。
相手チームの大柄なセンターバックを背にしても、倒れない、びくともしない。
体幹が強い、相当に強いんですよ。
鍛えに鍛えているからでしょうが、天賦の才もあるのではないか。
これについては、今月14日の帝京長岡高校サッカー部との試合での逸話を紹介します。
仲間と、それを目撃して互いに絶賛・興奮した事柄なのですが―
アルビレックスがクリアしたボールが、ラインを割ったんですよ。
その際、ボールに一番近い位置にいたのが新太君で、そこに帝京長岡の180センチ超の1年生センターバックが勢い余って、背後からぶつかってしまうんです。
そのCBは意図的にやったことじゃないのは明らかで、本当、勢い止まらず仕方ない出来事。
で、〝普通ならば〟180の大男に背中から押されたら、170の小男は倒されるか、ぐらつくかするものです。
だがしかし、小柄なその若者は、その押しにビクともしない。
サッカーのプレーとは直接関係ない事柄だったけど、たまげました。
如何に体幹が強いか!
そして同じ日、より体幹の強さ、身体均衡の素晴らしさを目撃します。
後半アディショナルタイム、ハーフウェイラインから新太君がカウンタードリブルを発動。
それに、先ほどの帝京長岡1年生センターバックが追いすがる。
倒されても致し方ない重圧を受けるけど―そうなったらFKかPK獲得だけど―アルビレックス新潟ユースの背番号9番は、いなして、受け流して、更に飛び出してきたゴールキーパーをも巧みに払い除けて、ゴールに流し込む!
ボディバランスが上等だからこそ為せる技。
かように素晴らしい逸材なのに、どうして2種登録しないのか?
どこかプロ向きじゃない、致命的な短所でもある?
強いて拙が分析すれば、背の低さか。
泉澤仁君がアルビレックス新潟ユースからトップチームへと昇格できなかった理由の一つが、上背がなかったからとも噂されます。
本当のことかどうか知らないけど、背が低いばかりにジュニアユースからユースに昇がれなかったとか、プロになれなかったとか、そういう例はよく聞きます。
仮に、仮にですよ、新太君を低評価している理由が、体格に因るものならば納得すること能わず。
そりゃ背が高いに越したことは無い。
今後ますますセンターバックの大型化が進むと言われる中、FWも或る程度の体格があった方が適切。
とはいえ、デカければいいというわけじゃないし、背が高くなくても結果を出しているFWは現に存在するわけで。
たとえばサンフレッチェ広島FCの佐藤寿人、川崎フロンターレの大久保嘉人。
純然たるFWじゃないけど、マンチェスターユナイテッドの香川真司も小柄。
そう、田中達也も!!
FW経験のある田中亜土夢もか。
縁あって田中達也が、田中亜土夢が新潟にいるわけで、新太君にとってはこれ以上ない手本。
プロに昇格させて、達也らにみっちり師事すれば!
2種登録してないだけで、実はトップチーム昇格の計画があったら謝罪するけど―
新太君に実は大学進学の意思があって、2種登録を受け付けなかったという事情があったのならば謝罪するけど―
「アルビレックス新潟」の強化部長は、どう計算して、判断して彼を2種登録しないのだ?
最終的には田村貢社長の責任だけど、どこが至らないのだ?
もしも泉澤仁君みたく、他所のクラブの選手になったらどうするつもりなのか?
アルビレックス新潟の編成責任者に、ことの経緯を説明願いたいのだけど―実は過日、アルビレッジでお見掛けしてその衝動に駆られた―無理な話でしょう。
よって、ここに批判、というより不満と愚痴を記して代用する次第。
年代別日本代表の招集歴?
違います。
共通項は「2種登録」。
プリンスリーグ北信越やJユースカップに出場できるし、J1リーグ並びにJリーグヤマザキナビスコカップや全日本サッカー選手権大会にも出場できる資格「2種登録」を高徳以降のトップチーム選手は受けているのです。
2種登録されたけど、トップチームに昇格しなかった選手もいます。
阪南大学の泉澤仁君や、筑波大学の早川史哉君のように。
だから、2種登録=必ずしもアルビレックス新潟トップチームのプロ選手になれる、ではないのだけど、アルビレックス新潟トップチームの選手になったユース出身者は必ず2種登録されています。
奥山武宰士然り、渡辺泰広然り、西村竜馬然り、川口尚紀然り。
この「ユース」「U-18」から2種登録した選手を、後にトップチームに引き上げる〝流れ〟は、なにもアルビレックス新潟限定の事象ではなく、他のクラブでも頻繁に見られます。
推測するに、2種登録は本来の機能と意味づけである“プロの試合に出場させてやるかもしれないよ”ではなく、“本決まりではないけど、クラブは君のことをプロチームへ昇格させる意思を持っているよ”という「手形」的な意味づけが、現在では多分に含まれているのでありますまいか。
クラブによっては、2種登録=プロ内定、2種登録=プロ契約の打診、なのではないか。
しかし逆の見方をすれば、2種登録されないとトップチームへの昇格は極めて困難ということ。
となれば、2013シーズンのアルビレックス新潟ユース所属選手の高校3年生で、2種登録されているのは2名ですが、他の高校3年生は……。
さて、毎週金曜日に、Jリーグは選手の登録・抹消の公示を行っています。
9月13日の金曜日にも、終ぞ、彼の名前はありませんでした。
ここに至ってもなお、アルビレックス新潟ユースのあの選手の名前が無いとなれば、「アルビレックス新潟」は彼に開志学園を卒業して直ぐのプロ昇格は、残念ながら考えていない、そう筆者は受け止めざるをえません。
もしも筆者の推測どおりならば、この上なく残念であり、哀しく、激しく落胆します。
「アルビレックス新潟」は、渡邊新太君をトップチームに引き上げる意思は無いということなのか……
それがし、物凄く納得がいきません。
アルビレックス新潟ユースの背番号9番は、プロ選手とするには及ばないのか?
彼、早川君のように大学進学志向で、2種登録を敢えて断ったのか?とも推理したけど、確か彼はプロ志向が非常に強いと聞いていたので、その推理は間違っているはず。
となれば……
大学で鍛えて、そして大学4年間で更に成長していたら声を掛けます、というつもりなのか?「アルビレックス新潟」は。
もしそうだしても、泉澤仁君のように、他のJクラブに加入する恐れも十二分にあるわけでね。
なして、2種登録しねぇんだろか?
拙は、アルビレックス新潟のことを応援している人間たちの中で、群を抜いてアルビレックス新潟ユースの試合を観ているという自負があります。
その評価には首肯できないという人もおられるでしょうが、渡邊新太君はアルビレックス新潟ユース史上、最高・最強の点取り屋、ストライカー。
あの泉澤仁君、彼のユース時代のプレーぶりも凄かったけど、新太君はそれ以上。
もちろん、今の新太君と今の仁君とを比べたら後者が上だけど、同じ高校3年生時点での技量は前者が先を行っています。
そもそも高校1年生の4月から、〝違って〟いたんですからね。
あれは、帝京長岡高校グラウンドで催されたプリンスリーグ北信越の第1節、対丸岡高校サッカー部戦。
いきなり先発抜擢されて、いきなりダブルハットトリックを記録。
6得点ですよ、6得点。
早川史哉君もハットトリックを決めたけど、新太君のそれに〝霞んで〟しまうくらい。
あのときの衝撃と興奮は、今も忘れられません。
その後、2年生と3年生の先輩たちの奮起などもあって継続的に長時間ゲームに出場する機会が減り、試合に出ても開幕試合でのダブルハットトリックが相手チームの警戒を呼んでしまい、そうそう得点を奪えなくなったけども、その後の成長が大いに楽しみなプレーをそのシーズン見せてくれました。
果たして、昨シーズンと今シーズン、期待以上の進化を遂げます。
昨季のプリンスリーグ北信越で、アルビレックス新潟ユースは奇跡的な逆転優勝を成し遂げたのだけど、その原動力となった一人であり、主力は新太君。
依田隆希君(現桐蔭横浜大学)と共に、ゴールを量産しまくり、勝利へと導きました。
今シーズンの序盤、彼はケガをしてしまいプリンスリーグ第1・2節に出場せず。
第3節で初先発し、キックオフ1分足らずで今季初得点を記録したものの、その後はケガの後遺症なのか、あまり得点量産とはいかなったけども、6月からは持ち前の得点奪取力が全開。
気付けば、プリンスリーグ北信越の得点王争いの首位、しかも断然トップ。
さすがストライカーなのは、先制点を多く決めていること。
プリンスリーグ北信越、17試合を消化して、新太君が先制ゴールを挙げたのは実に10試合。
前述のように第2節まで出場できなかったから、実質15試合中10試合で、それをやってのけているわけで。
サッカーは、最も得点の入り難い球技であり、故に先取点の価値というのはとても大きいわけですが、それを10試合もやるんですから、並大抵じゃない。
それに同点ゴール、勝ち越しゴール、2点差にして相手の戦意を挫くゴールも記録。
〝ここぞ〟のときに決めてくれる、本当に頼りになるストライカー。
この殊勲ぶりは、昨季までは多くありませんでした。
これも彼の進化の一端。
進化といえば、守備力も高まりました。
それまでも決して前線からの防御は怠らないFWだったけど、今シーズンはより厳しく激しい守りを披露。
プレスバックの鋭利さたるや、舌を巻きます。
彼だけのおかげじゃ勿論ないけど、今シーズンのアルビレックス新潟ユースのリーグ総失点数が、リーグ最少の17試合14失点なのは、彼の力にも因ること間違い無し。
そしてポストプレー。
彼は170cm足らず、小柄の部類。
それが、にも拘わらずボールが収まるんだ、面白いようにこれが。
ハイボールはさすがに上手く管理できないけど、グラウンダーのパスはピシっと足元に納め、そして溜めを作り、そこからパスやドリブルを選択して攻撃を組み立てていきます。
そう!田中達也!達也のプレーを思い起こしてください。
彼も上背がないFWだけど、うまくボールの納めどころを果たしてくれていますよね。
新太君も、そうなんですよ。
昨季から見られたことだけど、これも前述の守備同様に、今季より成長しています。
相手チームの大柄なセンターバックを背にしても、倒れない、びくともしない。
体幹が強い、相当に強いんですよ。
鍛えに鍛えているからでしょうが、天賦の才もあるのではないか。
これについては、今月14日の帝京長岡高校サッカー部との試合での逸話を紹介します。
仲間と、それを目撃して互いに絶賛・興奮した事柄なのですが―
アルビレックスがクリアしたボールが、ラインを割ったんですよ。
その際、ボールに一番近い位置にいたのが新太君で、そこに帝京長岡の180センチ超の1年生センターバックが勢い余って、背後からぶつかってしまうんです。
そのCBは意図的にやったことじゃないのは明らかで、本当、勢い止まらず仕方ない出来事。
で、〝普通ならば〟180の大男に背中から押されたら、170の小男は倒されるか、ぐらつくかするものです。
だがしかし、小柄なその若者は、その押しにビクともしない。
サッカーのプレーとは直接関係ない事柄だったけど、たまげました。
如何に体幹が強いか!
そして同じ日、より体幹の強さ、身体均衡の素晴らしさを目撃します。
後半アディショナルタイム、ハーフウェイラインから新太君がカウンタードリブルを発動。
それに、先ほどの帝京長岡1年生センターバックが追いすがる。
倒されても致し方ない重圧を受けるけど―そうなったらFKかPK獲得だけど―アルビレックス新潟ユースの背番号9番は、いなして、受け流して、更に飛び出してきたゴールキーパーをも巧みに払い除けて、ゴールに流し込む!
ボディバランスが上等だからこそ為せる技。
かように素晴らしい逸材なのに、どうして2種登録しないのか?
どこかプロ向きじゃない、致命的な短所でもある?
強いて拙が分析すれば、背の低さか。
泉澤仁君がアルビレックス新潟ユースからトップチームへと昇格できなかった理由の一つが、上背がなかったからとも噂されます。
本当のことかどうか知らないけど、背が低いばかりにジュニアユースからユースに昇がれなかったとか、プロになれなかったとか、そういう例はよく聞きます。
仮に、仮にですよ、新太君を低評価している理由が、体格に因るものならば納得すること能わず。
そりゃ背が高いに越したことは無い。
今後ますますセンターバックの大型化が進むと言われる中、FWも或る程度の体格があった方が適切。
とはいえ、デカければいいというわけじゃないし、背が高くなくても結果を出しているFWは現に存在するわけで。
たとえばサンフレッチェ広島FCの佐藤寿人、川崎フロンターレの大久保嘉人。
純然たるFWじゃないけど、マンチェスターユナイテッドの香川真司も小柄。
そう、田中達也も!!
FW経験のある田中亜土夢もか。
縁あって田中達也が、田中亜土夢が新潟にいるわけで、新太君にとってはこれ以上ない手本。
プロに昇格させて、達也らにみっちり師事すれば!
2種登録してないだけで、実はトップチーム昇格の計画があったら謝罪するけど―
新太君に実は大学進学の意思があって、2種登録を受け付けなかったという事情があったのならば謝罪するけど―
「アルビレックス新潟」の強化部長は、どう計算して、判断して彼を2種登録しないのだ?
最終的には田村貢社長の責任だけど、どこが至らないのだ?
もしも泉澤仁君みたく、他所のクラブの選手になったらどうするつもりなのか?
アルビレックス新潟の編成責任者に、ことの経緯を説明願いたいのだけど―実は過日、アルビレッジでお見掛けしてその衝動に駆られた―無理な話でしょう。
よって、ここに批判、というより不満と愚痴を記して代用する次第。