Jリーグアカデミー部門には、トップチームのヤマザキナビスコカップに準ずる大会がありまして。
「Jリーグユース選手権大会」という名称で、通称「Jユースカップ」。
昨シーズンまでのヤマザキナビスコカップのように、4チームずつグループ分けして、ホーム&アウェイの総当り2回戦のリーグ戦を経て、グループリーグ上位チームが決勝トーナメントに進出。
12月末に大阪市の長居競技場で決勝戦が行われるのが通例の大会です。
Jリーグ主催なんだけども、いわゆる「街クラブ」にも門戸が開かれていて、街クラブ同士による予選があり、それに勝ち残ったチームは決勝ラウンドに進めます。
木暮郁哉は、三菱養和時代、Jユースカップに参戦したことがあります。
それと、きょう誕生日を迎えたブルーノ、彼は昨季のJユースカップの優勝メンバー。
ちょうど、Jユースカップの決勝ラウンドが行われている最中に、彼の新潟入団が決まったのは記憶に新しいところ。
さて、2009シーズンの「Jユースカップ」の概要が、昨日、アナウンスされました。
2季ぶりに、大会に協賛スポンサーがつきます。
それまでは、タイガー魔法瓶さんがスポンサードをしていて、同社のブランド名を冠して「サハラカップ」と呼称されていました。
しかし昨シーズン、協賛を辞めて、Jユースカップはノー・スポンサーで催されたんですが、今シーズン、サンスターさんがバックアップすることに!
で、「サンスタートニックカップ」というブランド名の呼称で、今季の大会、運営されます。
更に驚くべきことに、大会の方式というか、運用というか、それもチェンジ!!
これまでのグループリーグの組み分けは、「地域性」を強く意識したものだったのに、今季は、最重要視されなくなっています!!
これは交通費・宿泊費の負担軽減のためだと思うんだけど、グループリーグの対戦相手はなるべく距離の近いチームを当てるような配慮がなされていました。
たとえば、昨季の新潟は、浦和・川崎・柏と同組。
一昨季は、山形・浦和・川崎・F東京と同じグループ。
その前は、鹿島・千葉・柏と一緒の組。
これがガンバ大阪だと、名古屋・清水・広島と同じ組。
大分トリニータだと、愛媛・福岡・神戸と同グループ、という按配。
それが今季からは、前年度の主要大会のポイントを基にグループ分けをすることに!
ヤマザキナビスコカップの組み分けが、前のシーズンのリーグ戦順位を基に、割り振っているのと同じ寸法ですな。
だから、アルビレックス新潟ユースは、ガンバ大阪とヴィッセル神戸とロアッソ熊本の下部組織と一緒のグループ!!
これまでは考えられなかったグループ分けですよ、これ!
関西と九州に遠征しなくちゃいけないし、逆に向こうのチームは、新潟に来なくちゃいけない。
でも、「千葉・東京V・水戸・仙台」のB組のように、結果的に〝近い地域〟のチーム同士になったグループも複数ありますがね。
ところで、この遠征費は、Jリーグ側から補填されるんだよね?
サンスターさんの協賛金で、穴埋めされるんだよね?
熊本→新潟、新潟→熊本、の遠征代金だけでもバカにならないのに。
D組なんか、[川崎・浦和・栃木・横浜FC・横浜FM]だよ。
遠征費用、大違いだもん。
それにしても、応援に行かれるユース選手の親御さんには酷です。
関西遠征ならばまだしも、熊本県だと……
http://www.j-league.or.jp/release/000/00002941.html
それと試合日程が未定なんだけども、神戸と大阪での試合がある日には、新型インフルエンザが終息していることを強く願います。
或いは、それ用のワクチンが製造されていて、仮に罹患しても大丈夫な状況になっていることを!