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下川沙織 気持ちよく移籍を後押し

2015年01月27日 12時00分00秒 | アルビレックス新潟レディース
ご存知のように、アルビレックス新潟レディースの今オフの離団選手は、ASエルフェン埼玉に移籍した下川沙織選手だけ。

みなさん同様に「モカ」こと下川がアルビレックス新潟から去っていく寂寥感はあります。
ありますが、でも筆者は彼女の決断に賛意を示し、快くこの移籍を後押しします。
人生の選択肢、どれを選べば正解だったかは後年になってみないと、およそ分からないものですが、しかし埼玉移籍は彼女の競技人生には正しい判断であると拙は思うから。

下川のポジションは守備的ミッドフィルダー。
新潟レディースのここは、斎藤友里が絶対的な立場を確保し、2014季に加入した高橋悠(はるか)も今や余人を以て替え難い。
2013季の途中からボランチに配置転換された上尾野辺めぐみは、おかげでその能力も開花し、2014シーズンも状況によっては中盤の底から試合を司ること、しばしば。
下川は、4番手の位置付け。

もちろん彼女の鍛練と成長次第で、斎藤と悠との相対的な力関係は逆転できるけど、ハッキリ書いて、それは相当に険しい道のり。
仮に能仲監督が退任、新たに就任した監督がまっ皿な状態からボランチの"序列"を決めたとしても、やはり斎藤と悠は不動のはず。

思うに、下川沙織が大卒加入でなかったら、もう2シーズン辛抱して練習に励めば、レギュラー確保できたかもしれない。
件の斎藤友里も、中村楓や小原由梨愛も高校卒業して直ぐに起用されはしたけど、そのうち、なでしこリーグの「壁」にぶつかり、負傷も重なったりして、控えか控え外が長くなり、でもそこで耐えて3~4年目で絶対的な存在になりました。
だっけ下川も、試合になかなか出られない悔しさに耐え、下積みをもう1~2シーズン送れば、先発ボランチの座を奪えたかもしれんのです。

但し、彼女は日本体育大学を卒業して新潟入りした選手。
高卒選手に比べて、競技生活寿命は短い。
なでしこリーガーの引退年齢は、平均して26歳くらいだと云われてます。
24歳の下川沙織、悠長でいられる時間配分は残されていないのです。
それに、新潟で更に時間を費やしても、確実にレギュラーとなる保証は無し。
だったら、選手層が新潟よりも薄く、現実的に出場機会が望めるクラブに下川沙織選手は移籍するのが賢明というもの。

かつて早稲田大学から入団した堂下弥里選手もなかなか出場できず、そこで福岡J・アンクラスに籍を移して、レギュラーとなりました。
残念ながら福岡自体は1部リーグから降格してはいるけど、1部リーグのクラブで試合に出られないまま無為の時間を過ごすより、2部リーグでバンバン出る方が、充実感は間違いなくあるわけで。

エルフェンで必ず先発となれるか分からないが、でもアルビレックスに留まるよりは"未来"はあります。
堂下みたく、絶えず公式戦に起用される可能性は、移籍した方が絶対にあります。
ASエルフェン埼玉は、プレナスなでしこリーグ1部所属。
アルビレックス新潟レディースの競争相手。
下川とは敵味方になっけど、「選手・下川沙織」を慮れば、この移籍にそれがしは大賛成。

彼女は決して能力が低い選手じゃない。
あの日体大女子サッカー部で結果を出した選手。
全日本大学女子サッカー選手権大会、キャプテンという立場で制覇してみせた。
自分は、彼女が優勝杯を掲げたところ、国立霞ヶ丘競技場メインスタンドのすぐ近くで観もしました。
そんな選手だから、潜在力を秘めているから、埼玉で十分やっていけると踏んでます。

エルフェン埼玉で結果を残せるよう期待し、陰ながら応援します。

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