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「奇跡」という名の他チーム任せに辟易

2017年10月28日 06時00分00秒 | アルビレックス新潟
なにかと云うと「奇跡を」「奇跡を」。
もううんざり。
奇跡にすがる、奇跡頼みに姿勢に、言葉は悪いですが反吐が出る思いを抱え続けています。
「奇跡を」だなんて、甘美なだけ。
聞こえは良いけど、つまるところ、他チームの勝敗にすがるだけの話。
自力が及ばない上京を良しとするのは、間違っているでしょ。

2012シーズン、アルビレックス新潟が漫画でも有り得ないような逆転のJ1リーグ残留決定は、正に「奇跡」でした。
奇跡ってのは、常識的に考えて起こり得ないことが起こることを意味します。
新潟はあのシーズン、降格して然るべき絶命の戦況にありましたが、ガンバ大阪とヴィッセル神戸が第34節に敗れてくれて命拾い。

これがしかし、却って仇なしたと考えます。
2015シーズンから現在に至るまで、降格の瀬戸際にあって、なにかと云うと「奇跡を起こそう」「奇跡を起こそう」。
奇跡はそうそう起こるもんじゅないから、奇跡なわけでね。

レオ シルバが内蔵疾患治療で帰国した際の、SNSに溢れた「レオがいなくて大ピンチだけど、奇跡を起こそうぜ」には、嫌気が差しました。
まだ夏を迎えていない時期です。
レオが欠けて尋常ならざる危機的上京に輪が掛かったのは確かなれど、だからって脊髄反射よろしく「奇跡を」だなんて。

安易にも程があるように思います。
筆者は1年前にも、「奇跡を」の風潮に反感を覚える旨を記しました。
奇跡頼みが常態化した心根は、修整すべきであると。

奇跡を起こす!
奇跡を起こそう!
が、そもそも誤った文法。
奇跡は、それを起こそうと思って起きるものですか?
奇跡は、起きるもの、です。
人事を尽くした先に、偶々起きるもの。
時には、人事を尽くさなくても、起きるときもありますが。

人智が及ばない結果に至ったからこそ奇跡「が」起こる。

繰り返しですが、奇跡を起こそう!だなんて考え方、つまるところ、残留争いしている他チームよ、こっちの都合よく負けておくれよ、って意味です。
自分たちが勝つのは前提でも、他人任せ。
自力ではどうしようもないから、奇跡という名の他者すがり。
大東亜戦争末期、神風にすがったのに酷似しているように感じます。

性質が悪いのは、2015シーズンも2016シーズンも、他会場の結果に救われてJ1残留が確定したこと。
昨シーズン第34節なんて、既にJ1から陥落することが決まっていたチームが、道連れにしてくれたからこそ。
1点差で新潟はサンフレッチェ広島FCに負けて、しかし残留が決まるんだから、皮肉極まる奇跡的な残留。

もう、他チーム任せの、他会場の結果を受けての、残留どうのこうのは願い下げです。

J1昇格争いは過酷です。
だからって、安易にも「奇跡を起こして昇格を!」だなんてスローガンは見たくないです。

いい加減、奇跡頼みから抜け出したい。

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