ファビオはJ2リーグ得点王を獲れる器

アルビレックス新潟に限らず、新加入選手の特徴を移籍決定時にプレスリリースに載せるのは、どのクラブでもやっていること。
しかし、その特徴を実際に発揮できるかどうかは別問題。
とりわけ、初来日する外国籍選手は。

ファビオが新潟に移籍することが公になった際、ニュースリリースではこう紹介されました。
『高さにしなやかさを兼ね備えた生粋のストライカー。
左右両足からの正確なシュートやスピードに乗ったときのパワフルなプレーは必見。』

2020明治安田生命J2リーグ第6節までのファビオの得点に至る過程を点検すると、確かに彼はストライカー然とした選手であることが一目瞭然。
外したり、食い止められたりしてゴールネットを揺らせなかったシュートにしても、「如何にも点取り屋」らしいものが大半。
アルビレックス新潟から2シーズン続けて、リーグ最多得点者が輩出されそうな期待を否が応でも持たせてくれます。

レオナルドよりも体格が良くて、身体能力と運動能力の面でも上回ってそうなファビオ。
彼に得点を取らせる戦術、彼に第一義にシュートを打たせる原則を徹底させれば、30得点も夢ではないような。

だがしかし、得点王レオナルドを擁しながら、2019季の新潟は何位だったか？
ファビオが得点王に輝いても、新潟の順位は注意に甘んじる可能性は大いに残っています。
なにせ、防御力が低いだけに。