遅れていたヒガンバナも満開となり秋を感じられるようになってきた。
彼岸花で吸蜜するキアゲハ
前回報告したオグロシギを見ていた時、ハス田の枯葉の陰で動く小さな鳥を見つけた。前回、トウネンとキリアイを混同しそうになった経験から、落ち着いて丁寧に観察した。トウネンではなく、足が黄色いぞ!ヒバリシギだなと思い、趾の写真も撮った。
ハス田のヒバリシギ、背中にV字状斑が見える
ヒバリシギの長い中指
ヒバリシギは中指が長いこと、また、背中の白線がV字状に見えることも特徴である。
白い眉があり、羽毛はやや明るい茶色を基調としており、喉元は白っぽく、胸にかけてはやや濃い茶色の縦斑がある。
ヒバリシギの顔や胸元
頭頂は黒く、頭部には黒っぽい縦班があり、尾羽は短く、風切りで覆われている。腹部は白である。
餌を探すヒバリシギ
見ていて気付いたことであるが、ヒバリシギは大きな群れは作らない。2,3羽で、ハスの枯れ葉の上などで、やや忙しく餌を探す。
飛ぶと腹部の白が、白い羽の下部と相まって、余計白っぽく見える。
羽を広げたヒバリシギ
このところの勉強の成果か、ヒバリシギの特徴をハッキリ捉えることができたと自己満足している。
周囲にはタシギもいた。
タシギ
10月1日には、今年最後のハス田だと思って覗いてみると、2羽のヒバリシギがいた。
新しいヒバリシギ
冬羽に変わった?ヒバリシギ
前回と違って一羽は冬羽に変わっているようであった。ただ幼鳥の可能性などもあり断定はできない。どなたか御意見を賜れば嬉しい。
ハス田ではヒドリガモやキンクロハジロの姿も見えた。
ヒドリガモ
キンクロハジロ
カモの季節も近い。