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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

ハス田の春-セイタカシギ

 わが家の周りにも春が来、一気に夏になった感じすらするが、河北潟ハス田にはなかなかシギが来ない。2日の午後、七塚の海岸、河北潟ハス田の様子を見に行った。七塚の海は穏やかであり、ミサゴが海上の見張り活動をしていたが、砂浜ではシロチドリが見えるだけであった。


            空から海を見張るミサゴ


           浜辺で餌を探すシロチドリ

 しばらく待っていると、いつものようにミユビシギやハマシギの群れが飛んできた。






         波打ち際のミユビシギやハマシギ

 海岸にはシギの本隊は未だか、残念!と思い河北潟干拓地のハス田に向かった。
 水路に残っているのはほとんどがハシビロガモで、だんだん寂しくなっている。

      2日には水路に残っていたハシビロガモ、後日海で見た

 水を張ったハス田ではサギ類、特にコサギが多く、活発に餌を探していた。

              活発なコサギ

 あるハス田に差し掛かった時、セイタカシギを見つけた。今シーズン第一号のシギである。ただ1羽だけであった。






        1羽だけで餌を摂るセイタカシギ

 よく見ると畦道にはタシギが隠れていた。

           畔の草むらに潜むタシギ

 セイタカシギのいつ見ても美しくスマートな体形を満喫し、木道の上のキセキレイ、枝のジョウビタキ、電柱のノスリを撮影して予定に無かった夕日寺に行ってみた。


         水辺近くのキセキレイ、ジョウビタキ


                電線のノスリ

 夕日寺では、ウグイスの声があちこちで聞こえ、シジュウカラやホオジロは多くいたが、冬鳥の名残はなかった(ただその後、カモなどが例年より遅くまで残っていること、夏鳥が例年より早く訪れていることを感じた)。

 水路近くの枯草の上に止まる越冬から目覚めたキタテハを撮影して帰宅した。

           越冬から目覚めたキタテハ

 私にとってはキタテハも春の到来を感じる蝶である。
 1昨日の七塚では、ハマシギがすっかり夏羽になっていた。

              夏羽になったハマシギ

 今年は夏の訪れが早そうである。シギにあまり遭遇しないうちに夏が来ると寂しい限りである。


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