石川県には、コハクチョウが渡来する場所が4箇所ある。北から珠洲市正院、邑知潟、河北潟、鴨池・柴山潟・大聖寺周辺である。今年はもう、それぞれの場所にそれなりの数が渡来している。現在一番多いのは邑知潟周辺であり、既に500羽近い数が渡来している。次に多いのが正院で、150羽くらい、河北潟は少なく、鴨池周辺も10数羽である。コハクチョウの渡来地では、マガンやヒシクイが餌場を共有することがある。
ここ2,3日朝方は冷え込んでいたが、今日、遂に白山の初冠雪が報じられた。
白山の雪化粧を報じる新聞
18日には、ヒシクイを探しに再び大聖寺近辺に出かけてみた。残念ながらヒシクイは見当たらなかったが、マガンの数が130羽以上に増えていた。
大聖寺の田で餌を摂るマガン
いつもの橋の所に行くと、マガンが風にあおられて空を飛んでいた。
風にあおられながら飛ぶマガン
田に目をやると、マガンがコハクチョウと共に餌を摂っていた。
一緒に餌を摂るコハクチョウとマガン
コハクチョウは11羽。マガンの後を追って飛び立ったが、再び田に降りた。
マガンを追って飛び立ったコハクチョウ
マガンと別れて
再び田に降りるコハクチョウ
マガンは大きな群れを成し、そのまま、鴨池の方に飛んで行った。
大きな群れを成し飛び去るマガン
帰りに木場潟によると、生殖羽に換羽中のマガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどが到着し始めていた。
エクリプス状態のマガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
木場潟周辺にコハクチョウが来ることは少ない。