19日の朝刊には、白山の雪化粧の様子が報じられた。予定が早く終わったので、10時過ぎではあったが、ヒシクイが来ているに違いないと、距離、約170㎞の正院の心当たりの池に出かけてみた。途中の田でコハクチョウを見つけたが、空を飛ぶヒシクイらしき鳥影を見つけたのでコハクチョウはそっちのけで池に向かった。
正院のコハクチョウ
逆光の中、ヒシクイか?と思わせる鳥影
どちらも溜池で、例年だともうシクイが来ているはずである。慎重に土手に近づいてみて驚いた。池の水がない。完全に干されている。最近、農業用溜池の大雨による決壊の危険性が声高に指摘されるので、農作業が終わった今、水を抜いたものと思われる。残念ながらヒシクイはおろか、鳥が全く見当たらなかった。
道路わきにアケビがたくさんなっているのを見つけたので、その写真を撮った後、コハクチョウのいた場所に戻った。
道路脇の見事なアケビ
数がかなり多い。100羽くらいいただろうか。
正院の田で餌を探すコハクチョウ
回り道をして写真を撮って空を見上げた時、黒い大きな鳥が群れを成して飛んでいるのが再び見えた。
空を飛ぶ黒い鳥影
ヒシクイに違いないと、喜んで写真を撮ったが、空を旋回してまた離れて行った。そうこうしているうちに、群れは再び姿を現し、今度は、コハクチョウの群れのすぐそばに降り立った。
田に降り立つマガンの群れ
慎重に近づくと、マガンの群れであった。50羽近くいた。群れがヒシクイだの喜びは、ぬか喜びとなったが、正院でのマガンは初めてであった。
正院のマガン
マガンは間もなく、空に飛び立っていった。
再び空に飛び立ったマガンの群れ
帰り道に、邑知潟が途中にあるし、夕方に来ることはめったにない、よい機会だと思って寄ってみた。邑知潟周辺には、500羽を超えるコハクチョウが渡来していると思われる。
邑知潟周辺のコハクチョウ
沈む夕日を背景に潟で佇むコハクチョウが撮れた。
邑知潟のコハクチョウ