朝の冷え込みがだいぶ緩み、積雪量も少なくなり、今朝は車の轍が薄っすらとつく程度の積雪となった。
車のUターン轍
時々雪の止み間に晴れ間も見えるようになって来、庭ではトサミズキのつぼみが膨らんでいる。
蕾が膨らみ始めたトサミズキ
春近しの感がする。
前回オオタカが私にとって春を感じる鳥の一つであると報告したが、春を感じる鳥がもう一ついる。アカゲラである。
冬の間はコゲラを見ることがあってもアカゲラやアオゲラを見ることは少ない。2月も半ば過ぎになると、アカゲラのドラミングの音が聞こえるようになる。音のする方を一生懸命探すが、なかなか見つからない。頸を上げてしばらく木々の枝を探すと、かなり高い木の枝に動く鳥を見つけることができる。
木の幹を登ったり
ドラミングするアカゲラ
アカゲラがドロロロと大きな音を立ててドラミングしたり幹をよじ登ったりしている。後頭部の赤い部分がはっきりしているのがオスのようである。アオゲラのドラミングとは区別が難しいが、コゲラに比べてかなり大きい音である。
樹上から辺りを窺うアカゲラ
春が近くなり木の皮に潜む虫たちも表面の方に出て来るのかもしれない。
この時期、注意しているとアオゲラに出会うこともある。
幹を登るアオゲラ
アオゲラは体の色が地味でアカゲラほど目立たないので、注意深く探す必要があるが、アカゲラとは鳴き声が異なるので判別できる。
コゲラは単独、あるいは2,3羽の群れで、また、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロなどと混群を作って活発に活動する。コゲラのドラミングは音は小さいが軽快である。
樹上のコゲラ
キツツキの活動の活発化と共に春が近づく。