新年も暖かく家の庭にはアプリコットネクターが綺麗な花をつけているが、能登半島地震以来混乱が続いている。

庭の咲いたばかりのアプリコットネクター
それでも余震の回数は減り復興のための活動は活発化してきた。こんな時、鳥撮りのような不要、不急の活動は慎まなくてはという雰囲気である。私が良く訪れる能登中部以北の被害は大きく、状況を心配しながらも未だ出かけるのを控え、近くの自然を尋ねてみた。
自宅近くの森ではヒヨドリが活発である。


元気なヒヨドリ
大きな声でピーピー鳴いて飛び回りうるさいくらいである。雪の残るヨシ原ではエナガが忙しく枝から枝へと飛び移っていた。



雪の残るヨシ原のエナガ
ヤマガラも地上に降りて餌を探していた。


地上近くに下りて餌を探すヤマガラ
トラツグミやベニマシコは今年はまだ見ていない。暖冬とは言え食べ物も少ないのかもしれない。薮や電線上にはモズが止まって辺りを監視していた。


薮のモズ

電線のモズ
立派なハンターである。珍しくカラスものんびりと寛いでいた。

久しぶりの青空を楽しむカラス
白山が見えるところまで行くと、何事もなかったかのように山は氷におおわれているように見えた。

晴れ間の白山
川ではカルガモが泳ぎ、カワガラスが飛んだり潜ったりして餌を摂っていた。

川のカルガモ



流れのカワガラス
淀みではダイサギが水面を見つめ獲物を狙っていた。

淀みのダイサギ
帰り道で振り返ると、山を背景に大きな丸い虹がかかっていた。全体は撮れないので左、右の立ち上がり部を撮った。


虹の接地部と立ち上がり部
斑に雪の見える山肌の上に架かる虹に感動を憶えた。
ただ、今年は身近な森の小鳥達が少ない気がする。ジョウビタキやルリビタキなども見かけない。鳥インフルのニュースも時々聞く。何か自然が狂ってきている感じすらする。早く鎮静化して欲しいものである。