6日には9月に入って初めての雨が30分ほど降り、47日間続いた真夏日がやっと途切れた。すべてを潤すとはいかないが、植物たちも一息ついたことであろう。7日は朝涼しく早く目が醒めたので河北潟経由で七塚まで行ってみた。
河北潟干拓地の電柱では朝日を浴びてコウノトリが休んでいた。
早朝の電柱で休むコウノトリ
足環から判断すると今年子育てしたメスのようである。来年もヒナを育てることを期待している。
七塚の海岸では野鳥は全く見えず、居るのは軽トラで来た釣り人達だけであった。
軽トラで浜に訪れる釣り人
金沢港の方をを見ると要塞のような客船が見えた。
蜃気楼に浮かぶ要塞のような舟
MSCベリッシマの2度目の寄港である。
9月に入ってもシギ、チドリは少なく、七塚海岸を先日訪れた時もミユビシギ、トウネン、シロチドリが主であった。
ミユビシギ
トウネンは大きな群れを成し、海上を飛んだり、水溜まりで水浴びをしたり、勝手気ままに過ごし、波の打ち寄せと引きに合わせて波打ち際を忙しく走り回って餌を食べたりしていた。
波打ち際のトウネン
陸から流れ込む水辺で羽を洗うトウネン
太陽が出て暑くなった砂浜で餌を探すトウネン
差し当たって南に移動する気配はない。
トウネンの群れの周りをよく見ると、ピントは甘いがソリハシシギやキアシシギもいた。
トウネンの傍のソリハシシギ
キアシシギ
シロチドリは数がそれほど多くなく2,3羽が集まって砂浜上を小走りに走ったり、時々波打ち際に出たりしていた。
砂浜のシロチドリ
さらによく見ると冬羽に変ったメダイチドリも少数いた。
メダイチドリ
帰りに金沢港大浜埠頭に停泊するベリッシマを見ようと大野に寄ってみた。
豪華客船の近くで釣りをする人
辺りは乗船客を迎える130台を越すバスで混雑していたが、ここでも豪華客船を背景に釣り人が糸を垂れていた。釣り人は鳥を見る人より早起きで熱心であると感心、呆れた。まだまだ本格的な秋は遠そうである。