このところ大分春めいてきたと思っていたら、今朝は除雪車の音で目が覚めた。まさか雪?と思いながらも暫くぐずぐずしていた。窓の外が白み始め、あ、そうだ、こんな日に寝ている場合じゃないと飛び起きた。
私にとっては予期せぬ雪であったが、鳥達にとっても予期しなかった雪に違いない。餌を求めて開けた所にも出て来ているに違いないと思って近くの森に出かけてみた。幸い出かける頃には雪もやみ青空も見えてきた。
屋根からの落雪と積雪
近くの合宿所では、屋根からの落雪が2mをこえ、積雪も25㎝に達していた。森に入ると、木々は雪で覆われ、松は積雪により、白の懸崖の松の趣であった。
雪を被った松
昨年の秋から今年の冬にかけては森の小鳥が少ないと感じていたが、春が近づくとともに少しは数が増え、森に出かけると、あまり変わった鳥はいないものの、そこに居れば安心できるような鳥達の数が増えてきている。
森の道には予期したとおり多くの小鳥が出てきていた。その鳴き声、大きさからツグミの仲間が良く目立つ。一番多いのはシロハラ、あちこちの雪の少ない所の枯葉をひっくり返しては餌を探している。
シロハラ
人が近づくとけたたましい鳴き声を上げて飛び去る。その割には可愛い鳥である。
飛び去るシロハラ
ヒヨやツグミ、ルリビタキやホオジロ、シジュウカラも多くいた。
ヒヨドリ
ツグミ
ルリビタキ
ホオジロ
雪原のシジュウカラ
笹薮の中に止まる一羽の鳥を見つけた。にわかには判別できなかったが、よく見るとトラツグミであった。
トラツグミ
毎年このような天候の時に撮影できており、今年も初めて撮影できた。このようなわけで今日は予定を変更して、急遽森の小鳥をあげることにした。
森を抜けて川に近づくと、ジョウビタキが雪の枝に止まって休んでいた。
雪の枝に止まるジョウビタキ
晴れた日のジョウビタキ
小川べりのジョウビタキ
残念ながらベニマシコはいなかった。