真っ向勝負！治療人：おの卓弥のブログ

おの整骨院での『治療例』から。肩の筋肉が完全に切れる！日常の中では、どんな理由がある？

2015年04月26日 22時32分35秒

な～んか肩・・・痛いな～・・・
そういえば、３日前から痛かったな～・・・

以前に来院した男性も、この様に訴えていた。
腕が横方向から全く上がらない。
色々な条件が揃っていたので、すぐにＭＲＩ撮影
完全に切れていた筋肉が２本。

なんで・・どうして・・・

その男性も信じられない表情。

しかし、鑑別診断で決定的に分かる要素がいくつもあった。

カラダが固い。とても固い。５０肩（画像診断でも陽性）歴あり。
その為に胸を開けず、常に肩が前に来ている状態。

この写真の様に胸が潰れていると、
肩の奥の筋肉に、無駄な伸ばす力がかかり、
常に引っ張った状態になる。
これはスポーツを行う上でも、真っ先に考えた方が良い点でもあります。

胸を開いた状態。これは極端に分かりやすいように行ってますが、
比較するモノとしては分かるでしょうか。
首が長く見えるでしょう。
腰を反っているのとは違います。

ヒモとかロープの両端に、ず～っと重いモノをぶら下げていたら、
切れやすくなるでしょ

帯とケトルベルで参考になる写真を撮ってみましたが・・・
いかがでしょう

イメージ出来ました

遠くにあるものを掴む・取るのに、
グイッと

腕だけ伸ばす・胸を動かさない：開かないというのは、
危険な行為なんです。
腰も危ない状態になってしまう。お腹に力も入りませんし。
棒立ちとは、この様な状態のことをいうコトでもあるのです。
その時に、この危険な状態を作ることが多い。
何かを取ろう・掴もうと思ったら、そこに必ず近付いて胸・腹の前で把握しましょう。

この患者さんの場合、６０歳代の方なので、
当初から筋肉の柔軟性が落ちてきたところに、この様な条件が重なって断裂したと考えます。
少しずつ、筋肉に小さい傷が付きはじめて、それが積み重なり、弱くなってきた。
普段からスポーツ・運動なども全く行わない方なので、腕を上げる行為が日常の中でも極端に少なかったと言います。

やはり、日常の中に自分のカラダを知る・調子を知る行為としての運動は、
絶対にあった方が良いのです。

明日は、女性の方の筋肉が完全に切れる

よくあるケースについて書きます。

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