駐車場は無いので、コインパーキングに停めています。
個人経営の店ですが、味は素朴で繊細で、素材の良さを活かしながら、調和の取れた料理になっています。とても美味しいです。量がものすごいので、超絶空腹で立ち向かう必要があります。ソースまで残したくないので。
コースで、トマトのガスパチョ、殻付きの大きい牡蠣のオーブン焼き3個、オニオングラタンスープ、ものすごくでかいビーフシチュー。
牡蠣のオーブン焼きは、それだけでメインになりそうです。一粒でクリーミーでコクのある部分と、プリっと歯ごたえのある部分があります。オリーブオイルやパン粉などの味付けが、素材の旨みをしっかり引き出しています。
オニオングラタンスープはチーズ、玉ねぎ、バケットのバランスがとても良いです。玉ねぎの甘みとか、そういう個別の話ではなく、調和のとれた素朴な味わいです。
メインはビーフシチューです。掌の面積、暑さは2センチもある肉が2枚、カブ、キャベツ、舞茸などの付け合わせもたっぷりで、とてもボリュームもあります。ソースが素晴らしいです。赤ワインの風味がしっかりしているが、カドが無く、料理全体を包むようにまとめています。
同席者の1人はメインをロールキャベツにしましたが、一般的なイメージの2倍くらいのロールキャベツが2個乗っかっており、みんなで声をあげてしまいました。流石に食べ切れないとのことで、味見で少しもらいました。スープの旨味とキャベツの甘味、キャベツは柔らかいのにクタクタになっておらず肉のフワフワな食感に負けず、これも全体のバランスがとても良いです。次回大宮に行くときにはロールキャベツを選択するかもしれません。
パンは、今まで食べたことがない種類のものです。まわりがとても硬く、中はフワフワです。小麦の香りがとても爽やかですが、甘さはありません。毎回熱々で出てけるので、食べ方にはコツがあります。食事にとてもよく合い、そのまま食べても、さらに残ったスープやソースを付けて食べても美味しいです。
料理は、どれも奇を衒うことなく、安心して楽しめる素朴さと調和、一つずつ丁寧に仕上げている食材への愛情を感じました。
デザートは、レアチーズケーキにしました。これがまた、チーズのコクを邪魔しない程度の甘さで、本当に美味しいのです。ケーキ専門店じゃないのに。手作りアイスクリームとカヌレもサービスしてくれました。アイスクリームが、これが大変に美味しいのです。カヌレは、他の同席者がもう食べられないということで、たくさんもらってしまいました。これもそこらへんの有名なカヌレ専門店よりも香ばしくて美味しいです。
とても当たりの店です。大宮駅からはちょっと遠いので、電車で行く時はタクシーかバスを使うと思います。
大宮に行く用事も結構あるので、これからも頻繁に利用したい店です。埼玉はバカにできない。