庭のクロッカスが咲きました。
エンドウマメも蒔きました。
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円城塔の『良い夜を持っている』(『これはペンです』新潮社)を読んでいて、
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円城塔の『良い夜を持っている』(『これはペンです』新潮社)を読んでいて、
懐かしい文章に遭遇しました。
堀辰雄です。
小説の引用文、『燃ゆる頬』かな?
と思ったら、『麦藁帽子』でした。
『燃ゆる頬』の最後が震災の場面だと思っていたら、
こちらも、『麦藁帽子』でした。
震災後、気にはなっていたのですが、
さすがに、堀辰雄という気になれなかったので、
今日まで確認していませんでした。
地震!それは愛の秩序まで引つくり返すものと見える。
と、『麦藁帽子』のエピローグ冒頭にあります。
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『良い夜を持っている』に登場する
『本のこと』という堀辰雄の随筆。
さすがに、記憶に無く、我が家の蔵書から探しあてました。
夢の中で見た本についての随筆です。
ドストエフスキーの狐憑きの男の話や、
室生犀星の「細娘」、魅力を感じます。
♪♪♪
堀辰雄の夢にかかわる作品は
余所にも『鳥料理』というものがあり、
こちらは、私が偏愛してならない作品です。
芥川龍之介にも『本の事』という随筆があるとのこと、
こちらは生憎、我が家では探せませんでした。
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堀辰雄作品集(全五巻)筑摩書房を入手した時には、
まだ、私は高校生でした。
堀辰雄との付き合いも随分長くなりました。
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