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MR.BRAIN 第2話 感想。

2009年05月31日 | MR.BRAIN





先に言っておきますが、まだ見てない人のために犯人の正体は伏せておきますが、読めばわかるようになっていますので、まだ知りたくない方は見終わった後、どうぞ。






まず、冒頭で絞首刑になった時点で、

あぁ、Gacktとキムタクとの絡みはないんだなと思った。

まあ、その前の番宣で、キムタクが「ガクトさん、すごかったらしいですよ、匂いが」っていう言葉で、軽くネタバレというか、あぁ絡まないんだと思った人も多いはず。

それを見なくとも、Gacktが「必ず甦るよ」と言って、処刑されて、本当に甦って殺人を犯していたら、リアリティの欠如。物語が破綻してしまいます。


なので、何かしらの方法で犯行をGacktがやった事にするんだろうなと。

犯人はあの方なんだろうな、と思っていました。


それよりも、まあフジの「BOSS」もそうなんですが、

ゲストを豪華にすれば、犯人にせざるをえないっていう大人の事情はどうも納得いかないですけどね。

スカシで、普通の人が犯人だったっていうオチの方が驚きはあると思いますが、盛り上がりが欠けるのでしょう。


トリックも、一回目と比べたら、「脳科学」というより、普通のミステリーでした。


最後のくだり、壊れたネックレスの一部を拾うところも、

夜だしあんな小さいし森の中なんだからあんなにすぐ見つけられるわけないよと思ってしまいました。

あれは、その後のジャンケンにつなげるために仕方なかったんでしょうが、それならもっと大きいアクセサリーを落とさせるべきだったと思います。

それに、手の中にネックレスの一部を隠し持っているにも関わらず、「ジャンケンしませんか?」と言われて、「いいですよ」なんて、心理的に言えないと思います。

犯人が馬鹿でなければ、もしキムタクがイジワルにずっとグーを出し続けてアイコを延々続いたら、絶対怪しまれる、というところまで考えるはずです。

あの場合、「いやですよ、バカバカしい」とか言って拒否をするのが妥当。

そのでもキムタクは、「そうですよね、右手はグーしか出せませんもんね」といわれたらアウトだし、この台詞を言わせたら、序盤のジャンケンは脳科学を学べば勝てる、というくだりも活かせないので、

結局、犯人がジャンケンに乗ることになったんだと思います。

あそこで、拾った時点でアウト。

もし犯人が拾わなかったら、キムタクが拾うマネをして、「あれ、これ○○さんの家にあったネックレスの一部じゃないですか?」と白々しく問い詰める。

このパターンが、一般的なミステリーの流れですが、「MR.BRAIN」は脳科学ありきなので、

どうしてもジャンケンなんです。

だから、犯人は、ネックレスをさっさと処分するべきだった。


まあ、そもそも人を殺そうとする前に、引っ張られるようなアクセサリーをつけていく時点でダメです。

リスクが高いし、それを考えなかった犯人は、ダメダメです。


2話は、1話に比べれば、見劣りはするものの、でも面白くはできてると思いました。

でもやっぱり、脳科学あるある、脳科学雑学は、ネタとしては本当に基本中の基本をやってる感じなので、

あまり「すごい」と驚くべき要素はないですね。


刃物で殺すというアナログなやり方だし。


やっぱり、殺し方が独特かつ「へぇ」と思わせてくれる「ガリレオ」の方がすごいですね。こちらは原作がしっかりしている分、仕方ないですが。


でも、やっぱり、キムタクが出ていると、それだけで一時間見てしまうのだから、すごいです。


3話は、KAT-TUNの亀梨くんとの対決なので、楽しみです。




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