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「アベンジャーズ/エンドゲーム」ネタバレ感想!~追記~【本編視聴者注意】

2019年05月03日 | 映画感想文
※ネタバレを含みますので、本編視聴後に読んでください。
















長々と感想を書いてきて、なおまだ何を書くのかというと、気になったポイントをいくつか。

今回は平成で観た映画の中でナンバー1と言いましたので、もちろん文句なんてないです。10年分の伏線を回収し、全員の見せ場をちゃんと作って、ファンサービスシーンもふんだんに盛り込む余裕にはもう日本がこの先何年かかっても書けないですし、ダメ出しなんてするところは一切ないと言っても過言ではないです。

ただ、ファンとして気になったことをいくつかあったのでそれを書きます。

トニーが序盤で自身のマーク50のスーツを収納しているアークリアクターをキャップに「これを身に着けて隠れてろ」と怒り混じりに渡すシーンがあるのですが、あれはてっきり伏線だと思っていたのにその後何もなかったのは残念でしたSHフィギュアーツでマーク50の新ナノウエポンセットを5月に発売するので、てっきりマーク85が破損してピンチのトニーにキャップが返すシーンがあるか、キャップがピンチの時にアークリアクターを起動してマーク50を装着するシーンがあると予想しながら観ていましたが、何もなく残念でした。

ラストに、トニーがスナップして見事地球を救うことに成功しますが、それと同時に自らの命を失うことになりました。個人的に思うに、あの時にタイムストーンを使ってサノスがタイムマシンのゲートを通ってくる前に、細かく言えばバナーがスナップして失われた半分の命を元に戻した直後に戻って、すぐにタイムゲートを破壊すれば命を落とさずにサノスも撃退できていたのではないでしょうか。ゲートを閉じれば2023年時点でサノスは死んでいますから、全員生還エンドだったのでは?

映画としての盛り上がりは欠けますが、あの終わり方にしたのはやはり今作でトニーがアイアンマンを卒業するということで、トニーに花道を作ってあげた結果だと思います。ただ、せっかくアベンジャーズが勢揃いしたので、インフィニティー・ウォーでは揃わなかったからサノスの野望を防ぐことはできなかったけど、エンドゲームではアベンジャーズが揃ったことで勝利できたというパターンだったらファンとしてもっと嬉しかったなぁと。なんでもできるインフィニティーストーンの力を使っての勝利は実力での勝利ではないので、ちょっと複雑ではありました。

あと、サノスの手下時代のガモーラがネビュラ(2023)と共に2023年にやってきますが、トニーがスナップしてサノス軍が全て消えますが、ガモーラの判定はなぜそこに含まれなかったのでしょう。ラストバトルのとき、トニーはガモーラが来ていることを知らないので、願いを込めるとき、ガモーラを除くサノス軍を…なんて細かいことは考えないはずです。これも今後の「ガーディアン・オブ・ギャラクシーVOL.3(仮)」へつなげるための布石として生き残らせたのでしょう。

エピローグで、インフィニティーストーンを元ある場所へ返すためにあるキャラが時間旅行にでかけますが、愛する人を犠牲に得られるソウルストーンはどう戻すのでしょうか。もしストーンが消える代わりに犠牲になったキャラが生き返る可能性があるなら、今後のMCUのサプライズになるでしょう。それにストーンが本当に元の場所へ戻ったかは描かれていないので、そこも後でなんとでもできますし、2012年にタイムスリップしたトニーの失敗でロキが四次元キューブを持ってどこかへ逃げるシーンがあり、ロキ死亡ルートが改変された可能性があるため、それが今後の映画に繋がるのか、単独ドラマシリーズにつながるのかも気になるところです。

ファルコンが最後にキャップの“意志”を受け継ぐシーンは確実に今後のドラマにつながる布石なので納得はしましたが、なぜ個性と言うべき武器を持っていないバッキーに引き継がなかったのかは謎です。親友ですし、今までキャップの物語の欠かせない人物はファルコンではなくバッキーのはずなのに何故でしょう。もしかしたら、キャップの隣に座ったのがバッキーならバッキーに引き継いだってことなのでしょうか。

今回、女性ヒーローが一同に介するシーンは圧巻でしたが、もしかしたら女性版アベンジャーズという括りで一本作られる可能性も含んでそうな気がしました。特にポッツにはトニーの意志を受け継いで戦線復帰してほしいです。最近のアメリカの社会情勢的に、特にハリウッド的にはゴーストバスターズのリブートを女性版にしたり、オーシャンズシリーズを女性版にしたり、DCヒーローもワンダーウーマンがセンター張ってますからね。キャプテン・マーベルも女性にしたのは正解だと思います。今後はMCUもより多くの女性ヒーローを投入してくるでしょう。なので、原作のまま行くならアイアンマンの意志を継ぐアイアンハートも女性で登場なんてこともありえる話です。


今後、スピンオフドラマシリーズや映画の製作が決まっていますが、ハルクさんの今後については現在のところ全く情報がないので、どうなるのかも気になるところですね。ドラマといえば、「エージェント・オブ・シールズ」が映画とリンクしなかったのは仕方ないとしても、せめてMCU10周年の中で外せないコールソンをエンドゲームに出さなかったのはファンとして心残りです。ドラマでは、映画で死んだと見せかけて実は生きているという設定なので、皆があの湖を去ったあと、こそっと一人現れるサプライズがほしかったよ…。コールソンが「アベンジャーズ」のときにロキに殺されたと思っているトニーは怒ってましたからね。


最後に、7月5日公開予定の「スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム」ですが、公式発表では「アベンジャーズ/エンドゲーム」の直後から物語が始まるとのことですが、エンドゲームで5年経過している問題です。スパイダーマンは前作で8年後問題(アベンジャーズのニューヨーク決戦の2012年から8年後という表記で物語を進めた問題=2020年というと時系列ではピーターはサノスによって消されています)が話題になってうやむやとなっていますが、今回は2023年にピーターが復活しましたが、ピーターは5年前のピーターであって、学校に行くとすでに5歳年上になってしまう問題です。そこもどう対応していくか楽しみではあります。同級生が大人になっている笑いがあるかもしれませんね。







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