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文藝賞でまたも最年少受賞かよ!?

2005年10月18日 | テーマトーク
文藝賞受賞作が発表されました!

以下、記事を抜粋します。

第42回文芸賞(河出書房新社主催)が5日発表され、静岡県出身の女子中学生、三並夏さん(15)の小説「平成マシンガンズ」と、埼玉県出身の会社員、青山七恵さん(22)の小説「窓の灯」の2作が受賞作に決まった。

三並さんは現在中学3年生で、同賞の最年少受賞となる。大手出版社が主催する公募の文学新人賞の中でも異例の若さ。主催者は「高校受験を控えている」との理由で本名や住所などは公表していない。

同賞のこれまでの最年少受賞は17歳で、堀田あけみさん(1981年)、芥川賞作家の綿矢りささん(2001年)ら3人。歴代の受賞者には田中康夫さん、山田詠美さんらがいる。今回の受賞作は10月7日発売の「文芸」冬号に掲載される。賞金は各50万円。

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また出たよ、15歳。
「このミステリーすごい!大賞」で特別奨励賞を受賞したのは13歳だったし、いったいどうなってんだ!?

まぁ、綿矢りさの17歳受賞が多大な影響を与えてる事は間違いありません。

たしかに乙一さんが16歳でデビューしていたり、文藝賞で、17歳でデビューした子もいるんですが、やはり男じゃダメなんですよね。

今回受賞したのも女の子だし、「このミス!」で賞取った子も女の子。
これは、ビジュアルと年齢が大きい。それに同世代の女の子への影響が大きい。

やはり、同世代の女の子が、影響受けてるのでしょう。
あと、女の子は男と違って、精神年齢が高いというのもあると思います。

男は15歳の頃は基本、みんなアホですからね(笑)。
部活に本気出してる頃ですから。


本題に戻しますが、
話題を作るためには、17歳が出た後で17歳はインパクトにかけるから、年齢を下げていかないといけないし、こう最年少をどんどん作っていくと、最終的に小学生とかになってきて、小説のクオリティーが度外視されるのではないだろうか。

最年少ブランドだけで選んでいけば、そりゃインパクトあるし、どういうもの書くんだろう? ってつい読んでみたくなるし、同世代の子は触発されると思う。

でも、受賞した子の将来性を考えていないと思う。
綿矢りさもあれだけ祭り上げられたために、最近出た作品は、あんまりでした。
プレッシャーに勝てないわけです。

芥川賞を取ってしまうと、作者的には、それ以上のものを書かないといけないというプレシャーがかかり、読者的にも、芥川賞受賞レベルのもの、それ以上の作品を期待してますよ、というプレッシャーを与え、ハードルが上がってしまう。
結局、共倒れしてしまう。


きっと、今回賞を取った15歳の子も、そうなるんじゃないだろうか。

もう15歳とかになると、羨ましいというより、すごいとか、かわいそうやなぁっていう感情が先に生まれてしまいます。


そして、世間は普通に流してますが、
同時に受賞した22歳の人も、すごいですからね。
年齢的に言えば、全然若い!

でも、やはり〝15歳〟のインパクトに完全に食われている。
22歳で驚かなくなってるこの現状が、ちょっと怖いですね。


一番危惧してる事は、
出版社の賞の選考が年齢重視になってくるんじゃないかっていうね。
応募事項に年齢を制限してきたり、未成年限定の賞が増えたり、しそうです。

そうなると、今後の文芸レベルが問われる世の中になりそうです。


でもでも、受賞した方の才能は認めます。
「平成マシンガンズ」も僕の好きなタイプのタイトリングですしね。




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