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映画感想文 Vol.26 「ツインズ・エフェクト」

2005年10月12日 | 映画感想文
ツインズ・エフェクト (2003)
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆



これは、香港映画です。
普段は、香港映画とかはあまり観ないんですけど、観る機会があったので。

でも、正直、これは、駄目駄目です。


まず、最初のオープニング。まぁプロローグシーンに、いきなり本場の殺陣を交えたアクションシーンを繰り広げるわけですが、そこで主人公っぽく描かれてるのが、男なんです。男がバンパイアと戦っているシーン。で、そこでパートナーの女が死んでしまうわけです。そこで、「もうパートナーには恋をしない」という言葉を残す。まぁ伏線ですね。

で、その後タイトル行って、
その次のシーンからは、バンパイアの王子が、血は吸いたくない、という、これも男目線で描かれている。

ここで、あぁ、バンパイアハンターと、バンパイアの両視点から描くパターンやな、と思う。

次に、最初のオープニングに出ていたバンパイアハンター視点に戻り、
新しいパートナーが来る。しかも女。

あぁ、また女のパートナーを愛してしまうってパターンやな、と思う。


で、その男には妹がいて、その妹は、バンパイアの王子に恋をするわけです。

あぁ、兄の男が王子と対決して、止めをさようとした所に妹が「やめてー!」と言って止めるパターンやな、と思う。


でも、それからいつしか視点が、パートナーの女と妹に変わるんです。

しかも、主人公と思ってた男(兄)とバンパイアの王子は、一応出ては来るけど、それから全然目立たないんです。

ネタバレになりますが、
それから、大ボスと思しきフランスのバンパイア出てくるし、
主人公と思ってた男(兄)は、パンパイアになってしまって死ぬし、
王子は、フランスの大ボスに抵抗するも虚しくあっさり負けるし、

後半の、特にラストのおいしい場面は全て女二人が持っていくんです。

そんな強かったっけ? っていうくらいラスボスのバンパイアと戦いを繰り広げる。で、勝つわけですよ。

それから、「私たちはこれから戦っていかなくてはならないの」みたいな続編を匂わすラストのカットがあるんですけど、そのシーンには、女二人となぜか中心には、バンパイアの王子が立ってるんです。

お前、全然活躍してないやん!(笑)


それで、終わりですよ。


最初の「もうパートナーは愛さない」という伏線はどこへ?

他にもいっぱい伏線張ってるくせに、張ったまま終わってる。
視点もバラバラで、グダグダで、ストーリーもグチャグチャで、
なんやこれ? ていう映画です。

ゲストにジャッキーチェンが出演してるんですけど、
キャラ無視して、スタントなしの殺陣や大技見せるし、
ジャケットに、主要人物の男より目立ってるし。

まぁこれが香港映画らしいと言えば、らしいんですけど、
完成度で言えば、もうダメダメです。

迫力あるワイヤーアクションシーンが、いくつかあったから、最後まで
観れましたけど、評価できるのはそこくらいですね。


香港、韓国、中国映画は、今まで、「おもしろい」と思った作品はありません。
だから、僕はあまりアジア圏の映画は好きじゃないんですよね。

レベルが低いというか、よくこれでOK出したなぁっていうのが多い。
耐えられるレベルでもないですし。

まぁ好きな人だけ観るっていうのであればいいんじゃないでしょうか。
聞いた話によると、登場してる女二人は、香港では爆発的人気のデュオらしいです。名前は「ツインズ」というらしいです。

おそらくこれは日本で言う、アイドル映画でしょうね。
モー娘。主演とかでそういう映画ありましたしね。




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