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明日を見据えない

2006年09月09日 | ハイロブレイン
今日放送の「僕らの音楽3」を観てたら、スガシカオさんが出てました。

今年、スガシカオさんにハマったので、「おう、いいタイミング」と思いながら観音量を少し上げた。

女優石田ゆり子さんとの対談で、石田さんに「これからの目標ってあるんですか?」という質問にスガさんは何て答えたか。

正直、僕は想像を覆されましたね。というよりも電気が走りました。

「目標は持たないですね。目標を持った時点で、今日やるべき事が決まっちゃうんですよ。例えば、10年後も音楽をやっていたい、と目標立てると、それまでにこういう曲を作っていこう、スタンダードナンバーも作っておいた方がいい、と10年までにやる事が全て決まってしまう。だから、目標を持たない。〝今日作った新曲が最後の作品になる〟ような気持ちでいたいです」


これはもう名言ですね。

たしかに、目標を明確化させると、目的地があるので歩みやすい。けど、スガさんの言うように、小説なら、こういう話も書いておこう、こういう話も中にはあってもいいな、インパクトのなるストーリーも書いておきたい、とやる事は決まってしまう。

ブログでも言える。
「十年続けよう」と目標立ててしまうと、書く気がなくなったり、手を抜いたりしてまでも続けようとしてしまう。

だから、この記事がラストの投稿、という気持ちで書かないとクオリティを保てない。それは「いつでも終わらせられる」という自分への甘さではなく、むしろ毎回を本気に追い込む枷であると言える。


クリエイターは、自分の哲学、価値観を明確に持っているので、いつも感心します。




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