思っていたような内容ではなくて、良い意味でも悪い意味でもカオスな内容。ネタバレありは公開後一週間後以後に書きたいと思います。
ガル・ガドット主演!映画『ワンダーウーマン 1984』冒頭3分映像
今回のヴィランは2人いて、それがこの物語の脚本を複雑にしているという印象が大きかったですね。
1984年を舞台に当時のアメリカってこんなのっていうタイムスリップ感を味わえて、かつ前作のダイアナの恋人がとある理由でカムバックしてきたことで今度は文明のギャップをダイアナが教えてあげるというシーンも楽しかったです。
今回のテーマは、「真実を受け入れる」ということ。願い事を叶えてくれるドリームストーンというチートアイテムが登場して、より前作よりファンタジー要素が強く、終盤このストーンにより世界がカオスになっていく様はすごいなぁと。ジャスティス・リーグ総出でないと対処できないくらいの規模をワンダーウーマン1人で背負わないといけない。そのためには代償を支払わなければいけない。そのヒーローたりうる展開はやはり胸アツでした。
個人的に、ヴィランは多分このひとだなと目をつけていて、結局ラストバトルのときにモンスターチックな容姿に変貌するんだなと思っていたら、まさかのそっち?という良い意味での期待の裏切りは良かったです。原作全く知らないので、もしかしたらダイアナサイドにつくかなと思ってたんですけど…それはネタバレのときに書きます。
不満というか不自然な点は、今回のヴィラン2人のヴィランになる理由がちょと不自然かつ強引かなと。石油会社が傾いてストーン手に入れて願うことは誰もがピタリ賞の「石油を掘り当てたい」なのに、どうしてそっちへ強引にいくかなぁと。もう一人も途中までは理解できたのに急に「あれれ、そっちにいく?」という強引さで不自然に感じました。上映時間2時間半あるのにヴィラン2人のバックボーンを深く描けていないゆえにヴィランになっていく様が唐突すぎるんですよね。描き方さえうまくいえば「鬼滅の刃」みたいにヴィラン側にも感情移入できて同情できる部分は十分あったのになぁと。
とはいえ、全体的に2時間半もの長い話もあっという間に感じましたし、ずっと気になっていたワンダーウーマンの変身シーンがまさかのマイティー・ソーと同じく一瞬の早変わりで、あれはスパイダーマンみたいに着替えてるんじゃないんだとわかっただけでも良かったです。
今年はコロナの影響でほぼほぼ映画を観に行けなかったので、最後に大作を観れてよかったです。ただ、第3波が来ているせいか、平日ということもあるでしょうけど、客入りはまばらで空席だらけだったのが気になりました。
観に行かれる方は気をつけて行ってきてください。