Vol.10 踊る大捜査線 the movie 2
レインボーブリッジを封鎖せよ! (2003)
★★★★★★★★★★
祝10回記念!&『交渉人・真下正義』公開直前SP!&ゴールデンウォークSP!
出ました!初の満点です。申し分ないです。
これは、二年前、公開日に観に行ってきましたが、やはりやりましたよ!
「マトリックス」や「スピード」のような失敗はしませんでした。良い方に進化した続編で、前作を上回る事ができたと思います。まぁ、僕は「踊る大捜査線」のファンという事もあり、多少は優遇しているかもしれませんが、これは観て損はないと思います。もっと言えば、劇場で観なかった人は、残念としか言いようがありません。
ファンとして言うならば、今作を120%楽しむためには、テレビシリーズはもちろん、歳末特別警戒スペシャル、番外編、秋の犯罪撲滅スペシャル、the movieを事前にもう一度、見直して復習してから観るべきです。
というのは、スペシャルや前作の劇場版とリンクしている箇所が多々あって、もちろん、今回が初めてでも楽しめる事はできるんですが、せいぜい80%そこらでしょう。後の40%を得るには、前シリーズ、前作を観てから観てください!特に、今週公開の『交渉人・真下正義』は、the movie 2直後から物語が始まるので、『交渉人・真下正義』を観にいく人は、絶対にこれを観て復習しておかないと勿体です!120%楽しめません!
あと、the movie 2は、いろいろと細工してあって、何人かは、エンドロール流れ始めると、さっさと出るじゃないですか?
でも、今回はエンドロールにも楽しむ要素がたくさん含まれている。
というか、エンドロールが終わるまでが「踊る大捜査線the movie 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」だと言っても過言ではないです。
久々にいい作品にめぐり合えました。
今作のキーワードは「増殖」です。
5年前まで空き地ばかりだった臨海副都心だったお台場が、今や、多くの建物が建ち、観光スポットになった。そのために、あらゆるものが進化した。
増殖とは、人も、事件も、仕事も、そして・・・あらゆる事がこの5年で変わり、新しい犯罪が今回、青島らを襲う。今までの常識が通用しないのだ。それにどう立ち向かうかが今回のポイントで、見所でもあります。
そして、さらなるキーワードは「所轄に愛を」です。
これも、今回の人間関係になんらかの変化があり、観客を裏切らないようになってます。
また、青島コートの謎が今回明らかになるというのも、見所の一つですね。
それに、今回、ナイナイの岡村隆史さんがある事件の犯人役として出演していますが、岡村さんが出たとたん、“ナイナイの岡村”として見てたのか、観客が笑ったんですよ。それには少し腹が立ちました。全然笑う所じゃないし、ここは“一犯人”として見ないと、差別のなんでもないです。じゃあなんでいかりや長介さんがで出ているのに笑わないのかって事になるでしょ?そりゃ、岡村さんは現役バリバリだし、お笑い芸人という色が色濃く染み付いているから仕方ないけど、やっぱ映画を見るときは、その作品に見入って、“岡村隆史”という先入観を振り払う事が、映画に対する礼儀だと思います。
さらに、この作品は、笑いあり、感動あり、怒りあり、と喜怒哀楽を感じるようにさせるのが、うまくて、特に、緊張と緩和がうまい!感動モードに入ってると、笑いあったり、シリアスな場面に、また笑いがあったりと、観客の喜怒哀楽を翻弄させるという演出はうまいと思います。
普通、シリアスな場面や、感動の場面に笑いを入れたりすると、邪魔になるケースがほとんどで、作品自体を台無しにする恐れがあるんですが、これは、むしろいい方へと転ばさせてるなって思います。というか、“踊るイズム”をフルに出し切っていますね。「これが踊る大捜査線の空気かぁ」って実感すると思います。
しかも、まったく時間を気にせずに見れたというのが純粋な感想だと思いますね。気づいたらもう2時間経ってたっていうほど。これは、もうすぐに作品の中に入れた証拠で、なかなか作品に入れないものは駄作です。こればかりは、べた褒めしかできないのが、つらいトコです。
いつもは、あめとむち戦法で、褒めたら、その倍ダメ出しを入れるんですが、今回は見当たりません。あえて言うなら、笑ったらあかん所で笑った観客ですね。何もわかってない人らです。せっかくいい気分で見てたのに……って感じにさせられました。客が悪いということです。
というわけで、今回は前述の通り、初の満点を記録しました。3000円は確実に出してもいいかな。2回見に行っても損はないと思います。
ただ!!
勘違いしてはいけないのが、この評価は過去のシリーズを全て見て、最大限理解しているのを前提として満点なわけです。ドラマでもいきなり4話だけ見ても何も感じないでしょ?それと同じで、全てのストーリーを(テレビ版1話~映画版まで)頭に入れずにいきなり初心者がこれを見れば評価は半分以下です!今作は前作ありきのこれですから。だから踊る初心者はまず、これを観る前にテレビ版からレンタルでもして観始めてることをおすすめします。『交渉人・真下正義』も同意。
レインボーブリッジを封鎖せよ! (2003)
★★★★★★★★★★
祝10回記念!&『交渉人・真下正義』公開直前SP!&ゴールデンウォークSP!
出ました!初の満点です。申し分ないです。
これは、二年前、公開日に観に行ってきましたが、やはりやりましたよ!
「マトリックス」や「スピード」のような失敗はしませんでした。良い方に進化した続編で、前作を上回る事ができたと思います。まぁ、僕は「踊る大捜査線」のファンという事もあり、多少は優遇しているかもしれませんが、これは観て損はないと思います。もっと言えば、劇場で観なかった人は、残念としか言いようがありません。
ファンとして言うならば、今作を120%楽しむためには、テレビシリーズはもちろん、歳末特別警戒スペシャル、番外編、秋の犯罪撲滅スペシャル、the movieを事前にもう一度、見直して復習してから観るべきです。
というのは、スペシャルや前作の劇場版とリンクしている箇所が多々あって、もちろん、今回が初めてでも楽しめる事はできるんですが、せいぜい80%そこらでしょう。後の40%を得るには、前シリーズ、前作を観てから観てください!特に、今週公開の『交渉人・真下正義』は、the movie 2直後から物語が始まるので、『交渉人・真下正義』を観にいく人は、絶対にこれを観て復習しておかないと勿体です!120%楽しめません!
あと、the movie 2は、いろいろと細工してあって、何人かは、エンドロール流れ始めると、さっさと出るじゃないですか?
でも、今回はエンドロールにも楽しむ要素がたくさん含まれている。
というか、エンドロールが終わるまでが「踊る大捜査線the movie 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」だと言っても過言ではないです。
久々にいい作品にめぐり合えました。
今作のキーワードは「増殖」です。
5年前まで空き地ばかりだった臨海副都心だったお台場が、今や、多くの建物が建ち、観光スポットになった。そのために、あらゆるものが進化した。
増殖とは、人も、事件も、仕事も、そして・・・あらゆる事がこの5年で変わり、新しい犯罪が今回、青島らを襲う。今までの常識が通用しないのだ。それにどう立ち向かうかが今回のポイントで、見所でもあります。
そして、さらなるキーワードは「所轄に愛を」です。
これも、今回の人間関係になんらかの変化があり、観客を裏切らないようになってます。
また、青島コートの謎が今回明らかになるというのも、見所の一つですね。
それに、今回、ナイナイの岡村隆史さんがある事件の犯人役として出演していますが、岡村さんが出たとたん、“ナイナイの岡村”として見てたのか、観客が笑ったんですよ。それには少し腹が立ちました。全然笑う所じゃないし、ここは“一犯人”として見ないと、差別のなんでもないです。じゃあなんでいかりや長介さんがで出ているのに笑わないのかって事になるでしょ?そりゃ、岡村さんは現役バリバリだし、お笑い芸人という色が色濃く染み付いているから仕方ないけど、やっぱ映画を見るときは、その作品に見入って、“岡村隆史”という先入観を振り払う事が、映画に対する礼儀だと思います。
さらに、この作品は、笑いあり、感動あり、怒りあり、と喜怒哀楽を感じるようにさせるのが、うまくて、特に、緊張と緩和がうまい!感動モードに入ってると、笑いあったり、シリアスな場面に、また笑いがあったりと、観客の喜怒哀楽を翻弄させるという演出はうまいと思います。
普通、シリアスな場面や、感動の場面に笑いを入れたりすると、邪魔になるケースがほとんどで、作品自体を台無しにする恐れがあるんですが、これは、むしろいい方へと転ばさせてるなって思います。というか、“踊るイズム”をフルに出し切っていますね。「これが踊る大捜査線の空気かぁ」って実感すると思います。
しかも、まったく時間を気にせずに見れたというのが純粋な感想だと思いますね。気づいたらもう2時間経ってたっていうほど。これは、もうすぐに作品の中に入れた証拠で、なかなか作品に入れないものは駄作です。こればかりは、べた褒めしかできないのが、つらいトコです。
いつもは、あめとむち戦法で、褒めたら、その倍ダメ出しを入れるんですが、今回は見当たりません。あえて言うなら、笑ったらあかん所で笑った観客ですね。何もわかってない人らです。せっかくいい気分で見てたのに……って感じにさせられました。客が悪いということです。
というわけで、今回は前述の通り、初の満点を記録しました。3000円は確実に出してもいいかな。2回見に行っても損はないと思います。
ただ!!
勘違いしてはいけないのが、この評価は過去のシリーズを全て見て、最大限理解しているのを前提として満点なわけです。ドラマでもいきなり4話だけ見ても何も感じないでしょ?それと同じで、全てのストーリーを(テレビ版1話~映画版まで)頭に入れずにいきなり初心者がこれを見れば評価は半分以下です!今作は前作ありきのこれですから。だから踊る初心者はまず、これを観る前にテレビ版からレンタルでもして観始めてることをおすすめします。『交渉人・真下正義』も同意。