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劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』感想

2019年05月12日 | 映画感想文
劇場公開と同時にアマゾンプライムとNetflixでも配信中。


まずは、前売り券買わずによかったぁ。
ふとメール確認していると、アマゾンプライムに追加された作品の中に今作があり、どうせ新作だから課金有りだろうなとクリックしたら、「ドキュメンタル」同様プライム会員特典だったので、「いいの?」って感じでかなりお得な気分で試聴しました。中編作品になったのはネット配信向けに3話分割するためだったのかと納得。

TVシリーズはイコマがカバネと人間との狭間でもがき、嘆き、葛藤し、無名という同じカバネリの同志と出会うことで彼女を守り、人間に戻すという目的を得ることで前に進むという物語でしたが、今作は無名目線の物語でした。

とにかく、イコマに恋心を惜しげもなく全面に溢れ出している無名が可愛い。戦っているかっこいい無名と、恋をして骨抜きになっている無名のギャップに誰もが魅力を感じてしまうんじゃないでしょうか。そんな無名のバレバレの恋心にも気づかない超鈍感なイコマもまた彼らしいですが。アニメで鈍感な主人公がモテるパターン多いですよね。

途中、イコマが発症して「独房に入れてください」とのくだりは、完全に無名がピンチに陥ったときに遅れて駆けつけるための伏線バレバレだなとは思いましたが、それでも澤野さんの高揚感あふれる劇伴とダイナミックな戦闘シーンで、わかってるんだけど面白いからすごいなぁと。絵力の勝利ですね。また、甲鉄城のメンバーのそれぞれの恋が動き出しているのもいいし、今後が楽しみでなりません。

予告編で出ているのでネタバレではないですが、EDのダンスシーンもまた労力考えたらエグいくらいクオリティが高いので、荒木班のプロ魂をまじまじと見せつけられて感服です。

物語は日本縦断の真っ最中ですので、物語は続けようと思えばまだまだ続けられますし、スタッフも意欲たっぷりらしいので、この「海門決戦」の反応が良ければ次回作も作れると思うのでどんどん観ましょう。

カバネリ初見という方は、アマゾンプライムに前作のTVシリーズも観ることができますので、そちらを先に観てもらった方がいいかと思います。


劇場中編アニメーション『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』咲かせや咲かせPV

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