前々から「行きたい」と思っていた富士登山をこの週末実現してきました。
富士登山をすると決定したのはここ1か月だけど・・・なんせきめたはいいが・・・・「ほんとにいけるかな~」という感じで前日まで「やめる?どうする?」とちょっと逃げ腰。。
なんだかんだといろいろそろえるとものすごい高額になってしまうけど、ACTOBの諏訪のnちゃんに登山グッツをいくつか借りてほんとにありがたかったです。
靴は1か月くらい前から履いてならしておいたり、ちょっとでも慣れるために朝近く山の上の公園まで歩いたりして少しずつ準備してきました。
そして、金曜日の夜、長野を出て、10時半五合目到着
スバルラインが封鎖される4日0時までに富士5合目までぎりぎりたどり着きました。
私たちはそのまま車内泊して朝から登る予定なんだけど、一緒にスバルライン登ってきた多くの車からは
続々と早朝のご来光を見るらしく着いてすぐに登山開始する人々が・・・・・まじか・・・「すぐ行くのかこの夜中に」・・と尊敬のまなざし。
車内泊なんてほとんど初めてだったけど私はのびたなのでグーグー寝てたが・・旦那さんはほとんど寝れなかったみたいでものすごい体調悪い中登山開始
8月4日朝8時五合目出発
ゆっくりゆっくり登り始めた私たちが目にするのはご来光をみて帰ってきた勝者たちのくたびれきった姿・・・・
すれちがう勝者たちはみんな・・・ほんとに「つかれてる~~」という状態で・・これから起こる我々の苦しみを想像して
なんとも言えない不安にかられる私。
やっとの思いで6合目の安全指導センターに到着。
そこまでに何人も馬に乗って帰る人を見かけたので係の人にきいてみたら
途中で具合悪くなった人が乗せてもらっていて1回12000円かかると・・・
こりゃ絶対具合わるくならないようにしないと・・と決心。
しかしすでに「もう終わりにしたい」と思ってしまっていたけど口にだしたらその言葉に負けそうで絶対マイナスなことは口にしないように心がけてました。。
7合目に到着 10:30
7合目から8合目は100分かかるとパンフレットに書いてあって「100分??まじか~~」と思っていたけど・・
そのつらさったら・・・
とにかく高山病にならないように酸素の粒をある程度の間隔で食べ、休憩とともに酸素をスーハーして対処してました。
しかし、6合目の救護所の人も言ってたけど「海外の方」の富士山のなめようったらもうこっちがビクビクしちゃう・・
私たちが7合目で遭遇したのは
ビーチサンダルの外国の方!
びっくりしました・・・目を疑った・・・でも、帰ってきてたからきっと途中まで登って断念したんだろう!
あたりまえだのくらっかーだ!
そして、7合目でロッククライミングみたいなものすごい岩場があったんだけどここもまた
外国の方々(10代~20代女子)がもう~~~~~携帯片手におりようとしててそれがおりれない・・
我々は登りたいがその集団が下りてこないと登れないので大渋滞・・・
なぜに携帯片手にこの急坂をおりようとするのだ・・おい!おい!
その携帯片手女子が下りるまで20分くらい待つ。。。
下りきったあと「あ~大変だった」みたいな顔してたが
あたりまえだのくらっかーだろが!まず携帯しまえ・・
そして、並んでいても関係なく順番抜かして登っていく韓国人。
なんだかな~と思ったけどきっと日本人が常識と思っていることも他の国にいけば違うのかもしれないと思いながら観察してました。
そして、この7合目から8合目が「魔の100分」で・・
今まで事故とかなかったの?みんなこの道登ってるの?とほんと心配になるものすごい岩場。
ちょっと油断したり、ちょっと足を踏み外したりしたら死に直結しそうなすごい場所だった。
後ろから登ってた家族のお母さん(50歳くらい)が「滑落なんて冗談で言ってたけど冗談じゃなくなってきた」って言ってたけどほんとにそんな感じ。一歩一歩気を引き締めて登る。
この岩場はどのくらいかかるのかと山小屋の方にきいてみたが「蓬莱館まではこんな感じですよ」と・・蓬莱館は我々の今日の宿で今日のゴール。ということは今日はずっとこんな調子なんだね。。
まじか・・まじなのか・・
しかしその岩場でびっくりな方発見!!
20歳くらいの山ガール
パンツ見えてる!!
なんか、めちゃくちゃ短いスカートみたいののしたにタイツみたいの履いてるんだけどそんなのまったくもって意味なしな感じで、ドットのパンツがスケスケもろ見えの状態でロッククライミングをする女子。
後ろを行く連れの男子。
ゆってやって・・・そっとゆってやって
「パンツもろ見えだよ」って・・・・
「黒いドットのパンツもろみえだよ」って・・・
ワカメちゃん以来初めてみたくらいなそのパンツもろだし女子の後をずいぶん長い間登ってたけど・・
人間って慣れるのね・・
そのうち上見てパンツ出しててもそれが「あたりまえ」になってきてた。
ものすごいつらい岩場だったから何度も危ないところがあってほんとにひやひやしたけど
ドットのパンツみて「よしあのパンツが登れてるんだから私だって登れるだろう」と勇気の印に。
ありがとう。パンツ。
あなたが前を登ってくれたから私は登れたのかもしれない・・何度もくじけそうになったけどドットのパンツを目印にがんばれたよ。。ありがとうスケスケ女子。
11:20鎌岩館
ひどい岩場のその中でも何人も下りていく人とすれ違う。高山病はだれがかかるかわからない。ほんとにほんとにビクビクしてた。しかも旦那さんは具合が悪い状態だったからとにかく心配だったけどなんとか8合目まで登る。
12:50 8合目一件目の山小屋「太子館」
やっとやっと8合目・・100分??とんでもない!もっとかかった。ゆっくり登ったんだけど。かかりすぎ
そして、
13:00 本日の宿。そして本日のゴール「蓬莱館」に到着
だいたい朝から登る人はそのまま頂上まで行く人が多いらしく我々は1番乗り。しかし、もう疲れきっていたので足を伸ばせることに幸せを感じていました。そこで食べた600円のシーフードヌードルがめちゃくちゃおいしかった!こんなにカップラーメンっておいしいっけ!と思うほどおいしかった。
そして「狭い、寝れない、うるさい」というネットの情報にあった寝床で仮眠をとることに。全然快適
5時まで寝る。
5時に夕飯
このミニトマトがジューシーでおいしかった。
そこへ信じられないものが!
写真は撮ってないけど宿の方が「ドコモからのイベントプレゼントです」と言って渡してくれたのは・・・
「入浴剤」
水がものすごく貴重なことでおなじみのこの富士山で「入浴剤」
歯磨きや手洗いもほんとに必死でお風呂なんて夢のまた夢のこの富士山で「入浴剤」
登る前の荷物で1グラムでも軽く行こうと必死で荷造りしてきたこの富士山で「入浴剤」
5時間も必死で登りきってきていま何がしたいかと問われたならば「シャワーをあびたい」と思っているこの富士山で「入浴剤」
・・・
・・・・
ドコモってばか??
きっと100歩譲って「登りきってこれ使ってください」だとしても・・・
せめて、なんか登山に実用的なものにしてくれ・・・入浴剤なんていまもらっても!邪魔なだけ!お風呂に入りたくなるだけ!
ドコモってばか?
と・・・・疲れているのでいらいらも絶好調のわたくし。
そして「ここまできたら高山病大丈夫だろう」と思っていた我々に衝撃的な事実が・・
「朝起きてなる人もいますよ」と・・・まじか・・・
酸素食べまくって寝る。
7時に寝袋に入る。
明日へ続く
笑わせてもらってなごんだよ。