いよいよ最終日になってしまった。あんなに嫌だったホテルもいざ最後となると切なくて、毎朝、朝食でお世話になってた「チコさん」と涙の別れ?をした。
今日は最終日で、パネエ?スケジュールをたてていたので分きざみの行動だった。
まず、9時から「ホテルニッコーバリ」にてらくだにのった。
このときのニッコーのドライバーさんもほんといい人で・・
バリに来て触れ合う人たちはみんなみんないい人だった。
私たち旅行者をチヤホヤしてくれるのがいい人なのではなく、私たちのたびを一生懸命いい方向に行くように努力してくれている人たちばかりだった。
「お金のため」とか「仕事だから」とはちょっとちがうほんとに素の部分でなんてみんな純粋なんだろうとかんげきした。このときのドライバーさんは日本でやはり働いていたことがあって、水戸にいたけどどうしても納豆だけは食べられなかったとのこと。
そして、その方たちが着ているTシャツがなんだがものすごくかわいく見えてかってしまった。
ニッコウバリからみた景色。
海からのりをとっていた。
この綺麗な海の砂浜に、布と木だけで支えられているような家がたくさんあった。
そこで、暮らして海ののりをとっているのだ。
日本のホームレスの青いビニールを思い出した。
となりには一泊何百ドルもするニッコウバリがそびえたっている。
なんだかまたどうしようもない気持ちになった。
その、布と木で作られた家から2歳くらいの子どもが出てきた。そして私たち観光客がらくだに乗ってそのそばを通ると、ものすごい笑顔で手を振ってくれた。
大人たちも満面の笑みで私たちらくだ人に手を振る。
うみでのりをとる人たちも、すれ違う現地の人も・・みんなみんな笑顔で私たちを迎えてくれた。
逆の立場になったと思って考えてみた。
私がもし、あの家に住み、ばかみたいにらくだに乗った異国の人間に笑顔で手をふれるだろうか?
心ってみんなが共通にもってるものなんだけど、その使い方はちがうんだなあと改めて思った。
地球って・・・人間って・・・なにがどうなってなにがどう幸せなんだろう。
らくだはほんとによかった。まさかバリでらくだにのれるとは思わなかったけどとてもたのしかった!また、らくだのガイドさんは昨日のナンパ男並みにギャグを連発・・・しかし、少々のタイムラグがある・・・「かとちゃんぺー」だの「だっちゅうーの」だの「ばいばいきーん」だので・・写真撮るたび「かとちゃんぺ~~~」と言われ・・・らくだの写真は「ぺ」ばかりのポーズになった。
ニッコーバリで観光客に写真頼まれて「あーゆーふろむ?」と言われたので「あいむじゃぱにーず」といって私も完全にコリアだと思ったのできいたらシンガポールだといわれた。数年前シンガポールに行った話や、m先生のカメラを見てめちゃくちゃ反応してた。すげーすげーということだった。
ニッコーバリのインフォメーションのところで民族音楽を演奏していたんだけど私たちはそこで迎えのバスを待っていると、「さくらさくら」を演奏してくれた。
急いでホテルへ戻り、チャックアウトしてからこんどは、街スパにいった。
リアンスパ
これは昨日のリッツみたいに高くないので3時間コースでお願いした。
街スパと言う事である程度覚悟はしてたけど、むちゃくちゃいい感じで、
すごくリラックスできた。
ストーンセラピーは温かい石がすごくきもちかよかった。
フットバス・フットマッサージ・アビアンガマッサージなど行った後
フラワーバス↓
ラブホテルのジャグジーバスみたいなところに、華がいっぱいちらばめてあって、m先生とへんな紙パンツいっちょではいらされた。シンガポールでも同じようなことがあったような・・
そして、目的の「シロダラ」↓
目をつむっていたのでいつかかってるのかよくわからなかったけど、私は持病でめまいもちだからずっと、頭を下げた状態でおでこにかかっていると気持ち悪くなってきてしまった。
シャンプートリートメントもしてくれたあと、ブローもしてくれ
「ワケメハドコデスカ?」ときいたので「まんなか」と適当に応えてどうなるか試したらすごい髪型に完成していた。
しかし、すごくいいところであんなにいっぱいいろいろしてくれてあの値段はすごい!施設も綺麗でおススメです。
そして、またマッハのごとく移動。
今度は福インダというバリの民族衣装を着れる場所に行く
福インダHP
えらいことでした・・・おでことかおっぴろげられて、ぐるぐるまきにされて・・ものすごい化粧されて・・・むちゃんこなことになってます。
自分の写真はあまりにあまりなのでのせられないですが、こんなような衣装を着ますた。
しかし!!ばり島にきてはじめての接客の不快感
店員「ナンジニホテルについてればいいですか?」聞くのでm先生が
「九時です」というと反応がないので「くじです」ともう一度ゆっくり言うと
店員「イチドイエバワカリマス」と言われた。「一度言えばわかります」だって・・・
・・・・それ以外にもむちゃんこぶーたれながら作業してくれて・・
バリ島でも皆々様がフレンドリーなわけでなくいろいろあるのだと知った。
そんで、すごい化粧を得体にしれないメイク落としで落とされて、福インダをあとにした。
福インダのあとスパにすればよかったと後悔。
髪の毛とか・・すごいし。。
ドライバーさんにクタビーチまで連れてってもらって、ナンパ男の言う「ジモpでもむかつく」というところにいったけど雨が降ってきてしまって、軽食をとって夕日を待った。雨の中ちょっと見える夕焼けを見て、いそいでタクシーを捜した。
バリでのタクシーは「青いタクシー」は安全だけどそのほかは、ボッタクラレルときいていたので注意していた。そのときも、雨ざーざーの中でも青いタクシーをさがした。暗闇で少々分かりずらかったけど「クタビーチからプラザバリまでいくらか?」という問いに「10まんるぴあ」という、なんか昨日のったタクシーとちょっとちがうけどm先生も「100円だ」と言ってたしやすいと思い、乗り込んだ。
しかし、ちょっとしておかしなことが起こった。
メーターが動いてないのだ。そして、プラザバリへ着いたのに「入り口間違えた」とか行って遠回りしだしたのだ。ここのタクシーでプラザバリの入り方分からないわけがない。おかしい・・・おかしいぞ・・・
そして、やっとプラザバリについた。
私たちが「100円」と同じ額を渡すと
「チガウ 10マンルピ!!」と言うのだ。
100000ルピアと10000ルピアを間違えたたのだ。
昨日、同じような距離で300円くらいだったので
私は「おかしい!!」と日本語で反撃。
プラザバリのドアマンみたいな女の方のところまで言って
「クタビーチからここまでいくらくらいですか?」と聞くと
「30000ルピアくらい」とのこと300円!!みろほら!
私は、いままでボッタクラレズに過ごせてきたのに最後の最後で!という思いと旅の疲れが相成って怒りが頂点にたっしてしまった。
「no!!10マンルピアno!」と絶対譲れない態度で、引き下がらないタクシーに
NO!!
と・・・・
今考えるとそういう時は、あまり攻撃するのは危ないと思うんだけど
もうあたまきちゃって!
ジャパニーズなめんな!
と悪態ついて出てきてしまった。M先生には悪いことをした。
もし、あんな態度でコワイ目にあったら自己責任だ。
ボッタクラレルっていっても300円が1000円になってしまうだけだったんだけど、なんかもう、旅の疲れもイライラも何もかもがごちゃまぜになってそのボッタクリタクシーにぶつかってしまった。
幸いプラザバリの方がたくさんいたからコワイ目にあわなかったけど・・
反省。
人生初ボッタクラレ(自覚症状あり)
ホテルへ戻り、荷物を受け取り、またHISの方に空港まで送っていただいて夜12時近いフライトの飛行機で日本に戻った。
空港で待ち時間があったからまたお土産を買ってしまう。
成田に着いたのは朝8時くらいでそれからまっすぐ妹の住む横浜に行くんだけど
しばらく体調が悪くて家に帰ってきてから病院で検査してもらった。
そんなこんなで、バリ島はいろいろ考えさせられるたびになった。
お金があって、いいホテルへ泊まって、いいところで休んで・・ということができる人は、そこだけ見て楽しめるのかもしれない。また、バリ島での収入源のなかで観光で大きな役割を担ってることを考えると、どんどん観光にはいくべきだと思う。
でも、私は今回のエコノミー旅行で感じたのは、自分がどんな顔してあの場所で「リラックス」すべきなのかということ。
「ニヒャクエン」と言ってくる少年や、日本語がほとんど通じる環境、1メートルしか離れてないのにものすごい貧富の差、そして、一歩外に出たときの不衛生さ・・・
全てが自分には無理だと思った。
自分はあの場所では「休養」出来ない。
それは、バリの人たちを見下してるとかではなくて、とてもじゃないけど「リラックス」出来る気持ちにならない。
ホテルニッコーバリの下に布と木で家を建て住んでる人たちのような前で、ワキャキャワキャキャとは遊べない。
そんな場合ではないと思うから
なんて言葉にして表現したらいいのかわからないけど・・・
そんなことするんなら、今回のお金を全て募金にすればよかった。
バリへは「リゾート」目的で行った。「休養」したくて行った。
でも、ちがった。「休養」にはならなかった。
中途半端すぎるんだ。
高級なことを出来るお金はないくせに、でも、不衛生さには耐えられない。
休養したいと思っても、いろんな現実を無視することは出来ない。
私は、きっとバリはもう人生で旅行先には選ばないと思う。
私はもうあの場所に行けるような純粋な人間ではないと思う。
結局は、不衛生さや文明の遅れを受け入れられない。
お金を出せば解決するその環境もどうもしっくりこない。もし、今後どんだけお金持ちになってもきっとバリの高級ホテルには泊まらないと思う。
出来ない。
そこで出会えた人、触れ合えた人は、本当にすばらしく心が綺麗な人ばかりだった。だから余計によごしちゃいけないような気がする。
バリに「ぼったくる」とか「ふっかける」とか昔からあったのかな??
もともとこんなに観光が発展するまであったのかな??
文明が進んだことでバリもなくしてるものもあるんじゃないかな。
となんとなく思った。
バリ人は本当に心がきれいだ。
そして、なぜ↓のTシャツなぜ買ってしまったのか自分に問いたい。バリではものすごい欲しかった。キャメルのおじさんが着ててすごくいいとおもた。異国とはおそろしや