【まえがき】
- 「太平天国の乱」の指導者・洪秀全が私の元を初めて訪れていたのは、冬の日の肌寒い朝、十二月一日であった。
- 私たちが学校で学ぶ世界史では、数多くいた宗教がかった反乱分子の一人にしかすぎない人だ。
- ただ私の頭の中では、数年前から、「中国史の流れを変えようとしたイエス・キリストの如き人の可能性もあるのではないか」との気持ちも渦巻いていた。
- 国も大きくなり、世界の人口も増えて、天上界の光の指導霊が地上に降りても、近現代では事業を全うできた人は少ない。
- ロシアの文豪トルストイやドストエフスキー、インド独立の父マハトマ・ガンジー、南アフリカのネルソン・マンデラ、日本幕末の佐藤一斎などが九次元霊の分光であるとしても、世界史の中では、実に小さな存在になってしまう。
- 洪秀全も研究する人は多いが、その本質をつかみえた人は皆無に等しかろう。その彼が今、アジア情勢の衝撃の未来を予言する。
2017年12月2日
【あとがき】
- 本年のエル・カンターレ祭直前に飛び込んできた本霊言は、予想通り緊急発刊となった。
- 当日、日本のテレビは、今上天皇が二〇一九年四月三十日に退位されることを報道し、平成の歴史をフラッシュ・バックしていた。
- まだマスコミも、百五十年前の中国に、自ら「天王」と称しながら、地上天国建設に挑戦した男が存在した意味を知らない。「太平天国」とは「平成」にも似た意味だろうか。
- 彼は本霊言で、第二次朝鮮戦争がまもなく始まることと、北朝鮮の最期、次に中国に起きる反毛沢東革命について明確に語った。
本書の読者が歴史の証人である。あなたがたは、アジアの歴史が変わる、その瞬間を目撃するかもしれない。
2017年12月2日