蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って19年モットーは是々非々の団塊世代です。

子供騙しの商売

2010-09-05 16:12:27 | 徒然
最近の子供たちは、ネットで得た知識のみを頼りに世の中を渡っているので、騙されやすい体質になっている。いつの社会でも子供たちを騙して商売にするのは、大人のずるさであり、それが当たり前と考えて本来は安価なサービスであるにもかかわらず、高額な請求をし、またそれが当たり前だと考え始めてしまうことが怖いところだ。
昨日、愚息が結婚式をした。かねてから、結婚式などというものは、出席者にとっては不愉快なものであり、義理の塊のような儀式だと思っていた。つまらないバカップルのために高額の祝儀という名目の参加費を支払い、見も知らない参加者とくだらない世間話をする。
これほど無意味な集会がほかにあるだろうかと思われる。葬儀の方がまだ、故人をしのぶ意味合いがあり有意義なのだ。
愚息は女のいいなりになって、山奥の廃業したホテルを改築した結婚式場を選択した。
私は何度も、『参加者の気にもなって考えろ』と言い聞かせたが、相手の女に洗脳されているのか、聞く耳を持たない。家の者は参加し、二泊して帰ってきた。私は不参加だった。理由はほかにもあり、たとえ家から徒歩10分の場所で式が挙げられたとしても、私は不参加だったが、気の毒なのは山奥まで呼び出され、祝儀を包んでまでやって来た愚息の会社の同僚や同級生だ。少しばかりこじゃれた名前を付けたリゾート施設が、大人の悪知恵を使ってバカップルを集める。私の愚母は大正15年生まれ、家の者の義母は大正13年生まれで、杖と車いすだ。若者向けの施設が、後期高齢者向けに作られているはずはなく、当初は両母親とも出席を見合わせる方向でいた。ところが、完全に女に洗脳されている愚息はどうしても多額の祝儀が目当てなので参加してほしいという。結局この暑さの中、在来線に乗り、三時間近くかけて出かけて行った。バカップルを騙すのも商売だから結構だが、後期高齢者が参加する可能性を考えて宣伝活動をするべきだ。まぁ、愚息も子供を騙す商売をしているので、お互いさまといえなくもないが、愚息の施設はまだ後期高齢者にも手厚く応対している会社だ。騙されやすい子供っぽい社会人が、民主党の『子供手当て』に騙されて、政権交代したが、それに極めて似ている構造だ。
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