蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って19年モットーは是々非々の団塊世代です。

ごはん

2021-02-09 13:46:29 | 徒然

テレビを見ていて気になる言葉に『ごはん、食べに行こう』という言葉遣いがあります。

下町育ちで柄の悪い蟷螂などは『メシ、食いに行こう』はまだマシな方、『エサ、食おうぜ』なんてはしたない言葉遣いをしても、誰からも文句を言われませんでした。
普通は『食事に行こう』が正解で、『ごはんにしよう』となると、なんだか幼児語みたいで薄気味悪くなってしまいます。
そうでなくても会社員時代にやたらと幼児語を遣う若いヤローがいて、出入り業者にも『〇〇ちゃん、どーしたんでちゅか〜』と人を小馬鹿にしている会話を聞くと、自分の子なら横っ面を張り飛ばしたくなるところです。
『おまんまの食い上げ』などという時の『まんま』も幼児語ですが、ヤローは『メシに行こうぜ』でした。
ヤローも2児の親になったと風の便りで聞きましたが、まだ、『○○ちゃ~ん、お熱があるんでちゅか~』とやっているのでしょうか。
そういう親が育てた子供が『ごはん、食べに行きませんか』とやっているのでしょう。
 
なので、蟷螂は『ごはんしよか〜』と聞くと二の腕に鳥肌が立ちます。
主として関西は『ごはんしよか〜』派なのでしょうか?
関東を含めた東日本は『メシにしよう』派です。
こうなると名古屋はどうでしょう。
『メシかごはんか』
関西で多く使われているとしたら、お笑い芸人がテレビ画面を席捲していることに起因していると思われます。
『お食事』も気味悪いけれど、関東では『ごはんにしませんか』と言われると、違和感を感じてしまうのです。
ま、育ちが悪いと言われればそれまでですが。
また最近は食品会社のCMなどで、大口を開けて『メシ』を食う光景を流すものが多くなりました。
これも違和感を感じています。
食卓の光景は、人間の重要な行為であるにもかかわらず、普通ははしたない行為とされ、あまり他人に見せる物ではないと、吉行淳之介は著作物(食卓の光景か偽食物誌だった)の中で述べていました。
たしかに食事の仕方は千差万別、人となりが出やすい行為です。
手で口もとを隠して食べる人もいれば、のどチ○コが見えるほど口を開けて犬のように食べる人もいます。
概して犬食いの人は精力旺盛のタイプで、お淑やかに食べる人は華奢なイメージがあります。
また、犬食いは糖尿タイプ、お淑やかな食事派は心臓病タイプと言ったところでしょう。
 
箸の持ち方も育ちが出ます。
義妹の子と食事をした時、いきなり甥っ子が箸をグーで握って食べ始めた時には、驚きました。
親指を使って器用にモノを掴んで食べます。
握り箸で目の前で『メシ』を食っている光景は迫力あるし、他人には決して見せられない。
デートでカノジョと食事をしたら、一発でアウトでしょう。
箸の持ち方くらい教えてやれよ。
まぁ国立の大学院を出ても就職せず未だにパラサイトを決め込んでいるので、変わり者であることだけはたしかですが。
ヤツも38か・・・
 
蟷螂も18歳の夏まではいわゆるバッテン箸でした。
夏休みに親父から顔見知りの神田のラーメン屋に修業!に通わされた時、『〇〇ちゃん、箸の持ち方おかしいよ』といわれ、箸の扱い方を1から鍛えられました。
今では美しい箸の持ち方をしていると思っています。
ま、神田のラーメン屋仕込みですが。
 
いずれにしても『ごはん』の方が丁寧なのですが、どこかしっくりこないのは、蟷螂の育ちの悪さからくるものでしょうか。
単に『食事に行こう』でいいのでは。
あなたは『ごはん』派ですか、『メシ』派ですか、『食事』派ですか?
 

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