蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

非喫煙者なのに、肺がんで死亡

2010-08-23 18:14:43 | 肺炎日記
芸能リポーターの梨元勝氏が肺がんで亡くなった。もともと非喫煙者だったのに肺がんとは?と思ったが、梨元氏は1998年にダイアナ妃の取材の折に拡張型心筋症で入院した履歴があり、8年前に肺炎で入院もしていた。呼吸器は一度でも障害を受けるとなかなか治りきらない。蟷螂も5年前と一昨年に肺炎なかかった。以来毎年検診では引っ掛かる。
そもそも呼吸器の病は、呼吸する大気に炎症を引き起こしたり、発がん性の高い物質が含まれているからであり、肺炎や肺がんにかかりたくないのならば、呼吸を停止しなければならない。仕方なく毎日している呼吸だが、ただでさえ都会の空気は汚れているのに、その上排ガスやタバコの煙を吸うことは肺炎や肺がんにかかるリスクをかなり高める。
だが困ったことに、喫煙者やマイカー族は、『自分たちは高い税金を払っている』意識が高く、国家の財政を支えているのはオレたちだという、間違った認識がある。
そこで、排ガスや喫煙をすべてなくしたら、一体医療費はどれくらい抑制できるのかという疑問が生じる。もし、医療費が抑制できるメリットが高いのであれば、移動はすべて公共機関にするべきだし、タバコの販売は停止するべきだ。
ただでさえお隣には、急成長して公害の排出が右肩上がりの中国が控えている。
地球環境にも悪く、その上健康にも悪いとなれば、車とタバコは控えるべきだ。
少なくとも東京都は県境を封鎖し、都内への乗り入れを奇数ナンバーの日と偶数ナンバーの日に分けるべきだ。安い月極め駐車場から公害をまき散らしに都内に乗りいれられてはかなわない。
喫煙にしても、受動喫煙を一切なくすため、特定の喫煙所を公衆電話ボックスのように設置し、その中以外で喫煙をしたら不法行為で身柄を拘束するくらいの英断が必要だ。
ベランダで喫煙して家族には迷惑をかけないつもりの喫煙者でも、窓を開け放った隣の非喫煙者の部屋にとっては大迷惑なのだ。
もうひとつ挙げさせてもらえば、信仰心の強い日本人だからこそ言えることがある。それは線香の煙だ。禁煙した植木等がCOPDで苦しんでいた姿を見ていた人も多いと思うが、彼の実家は寺だ。故に信仰心が篤いので、家でも線香を焚いていたと思われる。そうなると、呼吸器は悲鳴を上げる。信仰心もほどほどということだろう。
肺がんも肺炎も、人間にとってはつらいものだ。信仰心もほどほどということだろう。ましてや気密性の高いマンションで線香を焚きタバコを吸い、マンションの前が幹線道路だったとしたら、呼吸器の傷みは酷いものであり、いつ肺がんを発症してもおかしくない。
梨元氏もひょっとしたら信仰心が篤く、人よりも大量に線香の煙を吸い込んでいたとしたら、原因は明確になる。非喫煙者が肺がんにかかったからといって、喫煙者の免罪符にはならないことを覚えておかないと、苦しい思いをする。
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