緊急事態宣言が解除され、区役所の出張所も業務を再開しました。
で、同居人が出張所へ住民票を取りに行くといいます。
先日行ったらぴったり扉がロックダウンされていたので、解除を待っていたそうです。
『この時期、給付金がらみの人で群れてない?』
バッグを点検していた同居人に声を掛けますが、言うことを聞きません。
同居人は義父に似て頑固一徹、絶対に自説を曲げません。
黙って家を出ていきました。
同居人を本日以降14日間、濃厚接触者として取り扱うことにします。
この同居人の言い出したら絶対聞かない性格は、そっくりアンポンタン大バカ間抜け倅が受け継いでいます。
なにしろコロナ真っ盛りの4月に『きゅうせんまん』円のマンションへ引っ越したのですから相当な頑固者です。
『違約金を払ってでも解約するべきだ』
蟷螂はそう考えていました。
コロナ真っ盛りの最中です。
解約は受け入れられるはずですが、その後同居人への連絡はありませんでした。
『実はさ・・・なんて言われると怖いから、LINEしない』だそうです。
まぁ、今の会社はIT関連なので、当分は大丈夫でしょうが、話では毎月相当な返済額になるので、パンクは目に見えます。
この破綻に突き進む性格は義弟そのもの、義弟はバブル真っ盛りのころ都心から電車で2時間の郊外に5000万のマンションを買いました。
親から1割融通してもらって。
ところが勤務先の先輩の口車に乗った転職先が思わぬインチキ会社、あっという間に失業して離婚。
今回のアンポンタン大バカ間抜け倅のケースに酷似しています。
ヒトの意見を全く効かないところは同居人そっくりです。
義理堅い(と思っている)蟷螂の遺伝子はゼロ。
kindleで読んだ『きょうだい型性格分析』によると、ひとりっ子は宇宙人、気まま気まぐれで、何を考えているかわからないところがあるそうです。
蟷螂家は夫婦で長子、変な責任感と道徳観がありすぎて困るほどなので、アンポンタン大バカ間抜け倅の突拍子もない行動や言動にヒヤヒヤドキドキ、身体によくありません。
長い人生で莫大な金額の借金をして自由を束縛される。
挙句の果てはすべてがパーになる。
親だって生活はギリギリ。
金は出せないので口も出しません。
ひと言いえば『じゃあいくらか出してくれる?』ということになるでしょう。
でも、人生は薄っぺらい一冊の小説を書くようなもの、まだ中盤とはいえ、そろそろ奥付の日付が気になる歳だというのに・・・