蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

昨日は親友の祥月命日だった

2024-07-12 16:51:50 | 徒然
昨日11日は大学時代の親友S君の祥月命日でした。
もう18年になります。
S君とはY新聞のH君と3人で、錦糸町でよくオダをあげたものです。
H君は律儀なので、毎年必ず墓参に行きます。
今年は手紙をH君に託しました。
H君は昨年脳梗塞を発症している。
蟷螂は心臓手術から7年が過ぎた。
生き残っている仲間はみんな半病人、後期高齢者が目前に迫っています。
嫌だなぁ。
この年になると死はそれほど恐ろしくないけれど、死ぬまでの苦痛が嫌なのです。
昨日H君からのメール、SMSを非表示にしていたので気が付いたのは夜でした。
S君の墓石の後ろの塔婆は7回忌のもので、先端が朽ち果てていました。
13回忌のものも17回忌のものもありませんでした。
55歳までチョンガーで通していたのに、その年の3月に結婚して7月に急死したS君。
暮れになって喪中ハガキが届き、『ご両親のどちらかが亡くなったのかな』と裏を返すと『夫Sは去る7月11日に急逝いたしました』とあり、結婚したことなど知らせてもらっていなかったので、蟷螂の頭は大混乱。
取り急ぎH君の勤め先に電話を入れ、『自殺か?』などと憶測したりしていました。
当然ながらS君の家へTELを入れても誰も出ません。
もし本人が出たら悪い冗談です。
せめて新妻&後家となった女性に話を聞こうと、S君の自宅へ車を飛ばしました。
雨がそぼ降る寒い日でした。
S君の家へ着くと、扉のノブの下に大きな穴が開いていて、まずその異様な光景に驚かされました。
『最初からなんです』
S君は新妻に事情を話さなかったのでしょう。
仏壇の位牌に手を合わせ、『水臭いヤツだ』と呟きました。
彼女の話によると、朝、『胃が痛い』と言ったので大学病院へ送って行ったら、昼に『旦那さんが死亡した』と、勤め先に電話があったそうです。
病院職員の話では、ベンチでうんうん唸っていたので看護師が声を掛けて優先的に診察を受けたのですが、診察を終えて検査に行く途中の廊下で斃れたそうです。
もし自宅に救急車を呼んでいれば、助かっていたかもしれず、それだけが悔やまれます。
また、医師は鳩尾の痛みを胃痛と判断したのでしょうか・・・
今となっては想像するのみですが、心筋梗塞時の鳩尾の痛みって、ヒリヒリする?
倒れた時に失禁したそうですが、73歳で死んだ親父も心筋梗塞、病院で横たわっている親父のスラックスは濡れている気配はありませんでした。
堅いステンレスの台に直に置かれた親父は、今にも起き上がりそうでした。
いくら無痛性の心筋梗塞だと言っても、周りにいた人がまったく気づかないなんて不可解です。
55歳であちらの人になったS君は無口、電話で話していても3分くらい無言のときもありました。

9月には58歳で突然死したベーゴマ仲間のシゲちゃんの命日があります。
田原町の家の斜め前に住んでいて、親父さんは玩具の卸商をしていましたが、50代で急死、シゲちゃんだって気を付けていたんでしょうが、大動脈解離で突然死しました。
昼に『梨を食べたい』と言い、食べた後に風呂に入ったら浴室で斃れて蘇生しなかった。
シゲちゃんもS君同様口が重く、オフクロさんが『あの子は無口だから、具合が悪いのかどうか周りが気づけないんだよ』と、一周忌で花を届けた時に話していたことが印象に残っています。
結論!
無口な人は早死にする。
女性が長生きなのはおしゃべりだからだ!
そうなると、元ガラス屋のシゲちゃんは、口から生まれて来たみたいにバカでかい声でペラペラ話すから相当長生きしそうだし、両親だって長命だった。
十代のころは朝礼で度々貧血を起こし、後ろに並んでいた蟷螂が介抱して保健室へ連れて行っていたけれど、仕事で鍛えたから今や超元気。
つまらない朝礼の校長の長い話がスルーできた。


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