蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

半歩進んだ

2025-01-11 21:44:03 | 徒然
昨夜、とあるお守りにチェーンを通そうとしたとき、蟷螂家の家電が鳴りました。
『東京都からです』
電話の無機質な人工音声が部屋に響きました。
買い取り屋か無言電話だろうと受話器を取ると、一拍置いて『✕✕だけど』といいます。
『ハイ蟷螂です』と答えると『保険証、落ちていたって言って届けた人がいて』・・・え!
『ど、どこに』
と聞き返すと、『よくわからないんだけど』と言います。
同居人に代わろうと思いましたが首を振るので蟷螂が『じゃあ、明日、伺います』と言って電話を切りました。
一瞬室内が静まり返ります。
でも、よく考えると、受付のネーチャンが『保険証がないんですけど』と言った段階では保険証は間違いなく受け取っているはずだし、百歩譲って道に落ちていたとしても、その保険証がクリニックに届くはずは無い。
それでも半歩前へ進んだことは変わりありません。
なので今日、祖母の祥月命日も近いことだから、墓参がてら受け取りに行くことにしました。
初めは蟷螂が談判するつもりでしたが、『本人がこないと渡せない』ということも想定して、嫌がる同居人を承諾させました。

で、本日車を出して・・・駐車場のキーが無い!
差しっぱなしで帰っちゃったかと思ってパーキングへ行ってもなかった。
誰かがスペアキー代わりに持ち去ったんでしょう。
第三者がキーを持ち去っても、番号がわからなければオープンしないはず。
不運続きで傷心の蟷螂を捨てる神が往復びんたを食らわせます。
そしてクリニックへ。
同居人をリリースして待つことしばし。
足を引きずりながら車へ戻ってきた同居人が、『大きい方の高齢受給者証は無かった』と言います。
『え・・・じゃあ国保の保険証だけだったの?』
『そう』
一緒に提出しているので、両方戻ってくると思っていたけれど・・・啞然です。
蟷螂が聞きに行こうかと思いましたが話がややこしくなるので止めました。
そして寺へ。
途中で一昨年地上げされた同居人宅へ立ち寄ります。
同居人は誘導員のオジサンと仲良くなったみたいで、しばらくお話ししていました。
『おっ、ブルが入って掘り返している。小判でも出てこないかな』
『ここらは寺だったから、人骨くらいしか出てこないよ』
『そうしたら事件だろう』
『古くても人の骨だと厄介なんだ』

そして谷中へ一直線。
途中でスカイツリーがよく見える花屋さんへ寄りました。
うん、やっぱりこの花屋さんの方がゆったり車を停められる。
谷中の狭い道に車を停めると肩身が狭いのです。
途中で同居人が気にしているケーキの自販機の前を通ります。
『停めて!食べたい』
『ダメ』
だいたいバケットシートに入らない大きさの尻を何とかしてから言えよ。
でも昨年末からの心身ともに弱り切っていた同居人に食欲が戻ってきたみたいです。
ショクヨ~ク、カムバック(古いか)。
寺の参道へ車を入れるとなにやら張り紙が。
『足のお守り』があることを知りました。
ガイジン観光客もいます。
まずは墓参です。
雨が少なかったせいか、だいぶ汚れていました。
十分に桶の水で洗い清めます。
お・・・お向かいの墓が墓じまいされた。
う~ん、やはり墓守は大切だ。
アンポンタン大バカマヌケ倅が果たして墓参をするかどうか。
そして帰りにちょうど御朱印をいただきに来た人に混ざってお守りをゲット。
うむ、大きなお守りだ!
足の裏に貼って寝るか。
7年前、心臓手術時にタクシードライバーから、自分のオジキは手術時にお守りを足の裏に貼って手術を受けたと言っていたことを思い出しました。
同居人がトイレに行きたいというので、田原町にも2日連続しての立ち寄りです。
お、スナックの前にオシボリが置いてある。
客はそれなりに入っているみたいだ。
シャッターを上げて同居人は一目散。
ガソリンスタンドに寄ってガソリンを満タンにして帰宅です。
割引が利いてリッター178円(ハイオク)だった。








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