メディブログ

最近、お医者様が書かれているブログに接する機会が多くなりました。医療情報を発信していただけて大変ありがたいのですが、中には『医者も人間だからいちいち患者に構っていられないんだよ』と、開き直った書き方をしているお医者様もおられます。
蟷螂は一昨年末、急な心雑音から浜田山で自費の心臓手術を受けるまで、何人かのお医者様に診ていただきました。率直な意見としては、誰もが『医者も人間だから』という態度を取りませんでした。しかしながら、もし心の中でそう思っているお医者様がいるとしたら心外です。
手術を受けた浜田山の先生は、蟷螂がサプリメントの質問をすると、直ぐに近くにいた秘書の方にご手配いただき、患者目線で対応していただけて感謝しています。だからこそ、『医者も人間だから』という、本音と受け取られかねない発言を世の中に発信しているお医者様がいることが残念でなりません。それは、そのお医者様だけの意見であり、世の中全てのドクターが同じ意見ではないはずです。それをさも、『医者はみんなそう思ってるんだよ』と、お医者様を代表しているかのごときご発言をされるのは、少し問題なのではないかと思います。たしかにお医者様の世界は我々下々の者から見上げると特殊な環境なのかもしれません。タダ同然の健康保険で患者の愚痴を聞く、奉仕の精神がなければやってられない仕事であることも理解できます。患者の愚痴や無茶な要求に対する反論をブログに叩きつけるのは、医道から外れているような気がします。ま、患者も人道から外れてはいるんですけどね。でも人道から外れているから病にかかるのです。