これには中道右派の蟷螂も驚いた。話を聞くとどうやら介護の現場などで働いている人たちへのエールかと思ったがらどうやら裏には年金支給開始年齢の引き上げがあると見た。要するに70歳くらいまでは元気なんだから働いてせっせと税金を納め、70歳くらいから遊んでもいいけれど、そのかわり早いとこ死んでくださいよと、全国民に宣言したようなものだ。ここで気になるのは平均寿命だ。男性の平均寿命はやっと80歳にのったばかりで、女性は86歳と以外に長い。ちなみに蟷螂家の実母は今年卒寿。91歳の義母は、脳死状態で5年目に突入した。実父も義父も18年前に三途の川をわたっている。こう見ると女性の老後はとても長く、男性の老後はとても短い。72歳で死んだ親父は、あの世に逝く日まで調理場に立ち、早朝から仕込みをしていた。義父はアルツハイマーで施設に入り、8年後に80歳で死んだ。どう考えても男は割りを食う。死に物狂いで働いても、余生は女よりも遥かに短い。それでも昔は定年が55歳で、年金も60歳で支給されていた。常識的な人生のローテーションだ。それを官僚が後先考えずに年金で、破綻すれすれ迄ハコモノを作りまくった。とばっちりを食ったのが我々団塊族だ。蟷螂は、社会保険事務所が住まいの裏という立地条件を生かし、何度も苦情を言いに行った。『俺はそんな話は聞いていない』、『団塊世代の全員から判子をもらって決めたのか?』と。すると敵は『決まったことですから』と、困惑する。困惑するのはこっちの方だ。年金を納め始めた頃は、『60歳になったら年金を支給しますから』という契約を国と交わして年金を納めてきたのに、いきなりある日、『年金は段階的に支給開始年齢を繰り上げます』と言われたら、どんな人間でも怒る。それが、一億総活躍という美辞麗句の元で、年金支給開始年齢を更に繰り上げようという魂胆が見え透いている。おそらくテメぇたちはたんまり恩給が出るから問題ない高みの見物を決め込んでいる官僚が安倍に囁いたのだろう。『国民はバカばかりだから、ちょっとおだてて死ぬ迄働かせよう』。そんなところだろう。仮に定年を68歳に引き上げたら、60歳からの8年間は水を飲んで暮らさなければならず、おそらく生活保護対象者も今の倍になるはずだ。生活保護になると、医療費が無料になる。そうするとまともに働いている者は会社を簡単に休めないので無理をして働き、病で斃れる。また、生活保護者はジェネリックを拒み、先行薬を要求する傾向がある。まともに働いている者は、1円でも医療費を安くするために、ジェネリックを服用する。国庫を圧迫しているのは間違いなく生活保護者の医療費なのだ。それが一億総活躍などといっておだてられ、働かざる者食うべからずと囃し立てられて勤労シニアはバタバタ斃れる。現政権の悪政は、先ずは税金逃れ対策で、巨額の国費を投入したマイナンバーだろう。蟷螂は毎年納税時には、一年間に溜まった一円玉と五円玉を吐き出すことにしている。消費税で溜まった小銭はそういうときに使い、暇そうな役所の担当者をコキ使うことにしている。そもそも消費税は社会保障に当てているはずなので、年金の支給年齢を引き上げなくてもいいはずだ。そうであれば、あの深夜の福祉目的税会見をした細川バカ殿内閣の方が、『目的』とはっきり唄っているのでまだましか?これが消費税を10パーセントにしてもなお、年金の支給開始年齢を引き上げるような国民に塗炭の苦しみを味あわせるような内閣であるならば、与党は再度下野する可能性が見えてくる。安倍ほ経済最優先と口にはするものの、その実日銀の黒田におんぶにだっこの経済政策しかとれないことになる。今回の総裁選が無投票で決まったことも、解せない。自民党の将来有望な人材は、関東学院大学卒の小泉進次郎しかいないのか?彼もテレビのニュースで一度嫌な光景を見ているので、心底信用できないが。
最新の画像[もっと見る]
-
本日親父の祥月命日 5日前
-
本日親父の祥月命日 5日前
-
本日御修行の日 7日前
-
本日ウォーク 1週間前
-
本日ウォーク 1週間前
-
観梅? 2週間前
-
観梅? 2週間前
-
もうすぐ満開です 2週間前
-
iPhone12のバッテリー交換 2週間前
-
iPhone12のバッテリー交換 2週間前