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Sunset hills

byサントス

スピニングリールを再考する

2008-05-06 13:14:25 | old times
リールって釣具の進化とともに
成長してきた製品ですね。
これは近年の滑らかさとかバランスとか
サイレンスとか糸撚れの解消とかを言うばかりでなく、
針と糸と竿だった頃からのことで、
糸を出したり縮めたり、
ハゼ竿にみる糸巻きを竿に取り付けた状態から、
鳴門リールや関東の木ゴマのようになり、
大量の糸を巻いて、巻き上げのスピードを上げるために
ギアを仕込んだ両軸のようなものが出来、
より遠い場所に仕掛けを放り込むために
糸の出がいいスピニングのようなものが出来た。

木ゴマのリールは遠投が出来ないですけど、
細かい糸の出し入れが出来る。
大物とのやり取りには糸を少しずつ送り込んで
魚を必要以上に暴れさせないようにしながら
魚を寄せてきて取り込む。
俗に言うハンドドラグ見たいな物です。

スピニングリールにはドラグがついています。
フロントドラグ、リアドラグ、二段ドラグと
レバードラグ(レバーブレーキ)
両軸リールにはスタードラグと
ドラグではないですが、
マグネットブレーキ、遠心ブレーキと
用途や使い方でさまざまな機能がついています。
近年、おどろいたのは遠投リールにまで
ドラグが付いているものがあったり
リールの性能の向上にはおどろくばかりです。

約20年ぐらい前に釣りを始めて、
躍起になって色々と目指しました。
今日は千葉へ、来週は三浦へと
来月は伊豆へと釣りへの好奇心を満足したいと
若さだけであちこちと遠征しました。
全く釣れなかったです。
アジが釣れたイワシが釣れたで喜んで帰ってきては
決して満たされなかったですね。

一時、釣りから離れた時期もありました。
今は仕事に差し支えないように遊ぶことを考えました。

フッコ釣りって近場で釣れて、型物が上がる。
メジナやチヌを釣りたい気持ちはまだまだありますが、
どうやら生活環境がそれを許してくれないみたいです。

そんなんで自分がやってきたウキ釣りスタイルを
そのまんま湾奥で試すことにしました。
といっても型物にありついた経験はなく来ましたので、
試行錯誤の連続であります。
だから釣りは全く上手でないと思っています。

この間の釣行で感じたことと、
昨日の釣行で感じたことが
それぞれ全く逆の考察になったのは
当然のことかもしれません。
魚を暴れさせない方法として二つあります。
強引に魚を引き寄せて空気を吸わせて弱らせるか、
魚を適度に負荷をかけて泳がせ、疲れさせてから
空気を吸わせて弱らせるかのどちらかです。
ハードランディングとソフトランディングといって
いいのかもしれません。

どうやら昔見たビデオで
磯から強引にメジナを抜き上げているイメージが強かったのか
ドラグの使い方ってあんまり考えなかったですね。
どちらかというと強引に魚を引き寄せるイメージが
強かったのでそうしてきたものと思います。

「遊びの達人」なんかみていて思いました。
細い竿に小さなリール、小さなプラグで
大きなドナルドソンとかを釣り上げているシーンで
村田さんのリールの状態がわかるように撮影しています。
ドラグを滑らせながら巻いている。
これっていつか見習うべきだなと思っていました。
車で言ったら「ヒール&トゥ」見たいな感じで
ブレーキとアクセルをコントロールしながら
車を安定させてコーナリングの脱出速度を上げるのですが、
ドラグを利かせながらハンドルで巻き上げる。

魚とのやり取りの最中に
魚を暴れさせないようにするには
仕掛けそのものにパワーがあればいいのですが、
竿を限界まで曲げてしまう状態では
明らかに竿のパワーが負けていました。
それでとった行動がドラグをいったん緩めて
魚に適度な負荷をかけて
巻き上げる時にドラグを再調整することでした。

ハリスが1.5号と細かったことで
糸を極端に緩めて走り出したとこをとめると
エラ洗いの可能性があっことと
潮が流れていたら魚の遊泳力に負けて
切れるのも怖かったですね。

そんな簡単なことと思われますが、
それが出来ないでいたんですね。
そんなんで昨日の釣りは、
釣れた以上の収穫があったと思っています。
道具の使い型って難しいものです。
けれどわかると楽しいですね。

次回はいつかわかりませんが、
気長に付き合っていこうと思います。







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