TOKYO BAY AREA 

Sunset hills

byサントス

武蔵野肉うどん風

2013-08-11 19:25:19 | old times

やっぱり今日も汗だく、

ダクダクの汗だくです。

高気圧が張り出している。

そういや高気圧ガールが聴きたくなった。

思い入れはないものの、

懐かしい曲である。


 

牛丼にネギだくとかつゆだくとかがある。

ネギがたくさんとかつゆが多い目ってことだが、

ネギだけとかつゆだけとかやってくれるのだろうか?

つゆだけとは言いにくいので、

「つゆ飯くださ~い。」

といった方が通りがよさそうだが、

やっぱり物足りなさそうなので止めておきます。

 

先日のこと、うどん屋さんへと入った。

讃岐うどんの看板がかかっている少し大きめのうどん屋さんだった。

小麦は〇〇県産だが、

足踏みの手打ちというか、

自家製麺をがとにかく自慢のお店だった。

つゆの香がかすかに心地よく漂い、

なかなか期待が持てるお店だったのだが・・・・。

 

「だったのだが・・・・」

 

意味合いを理解してほしいのだが、

出てきた讃岐麺は純白の生地、

半透明に茹で上がり、

もっちりとした表面の食感と

きっちりと歯ごたえのある茹で加減が絶妙だった・・・・、

 

褒めるのはここまでの話で、

何分性格が悪いものだから

頼んだものがいけなかった。

メニューにある武蔵のうどん。

たぶん讃岐うどんを頼んでいたら

こんな思いはしなかったのかもしれない。

 

ここ最近はまっている武蔵のうどんであるが、

基本はやはり関東圏、特に武蔵野といわれる地域でとれた

地粉の小麦粉だと思う。

上品な昔でいうメリケン粉を使った乳白色のうどんを

子供のころから食べていたが、

源流は讃岐にあるのではないかと思う。

九州がとんこつラーメンの聖地だが、

やはりうどんの文化もあると聞く。

西のうどん東のそばのイメージが強い。

上京した時は好んでそばを食べた。

 

西のうどんに東のそば、

そうはいってももちろん西にもそば文化はある。

東西の違いでよく言われるのは

出汁の違いとよく言われる。

それも理解できる。

東では美味しいうどんが食べれないと

そういう錯覚を起こしていた。

 

ここ数年、讃岐うどんを名乗るチェーン店が

あちこちに出展されるようになった。

うまいと思って何度も入るお店と、

所詮はこの程度かとがっかりするお店がある。

短い休憩時間には貴重なのだが、

腹が膨れるだけで満足感を得られないと

なんだか食べた気がしないのも事実である。

 

ここのところ武蔵野うどんにはまっている。

讃岐と比べるとボソボソとしていて、

もっちりというより餅みたいな食感である。

粉の味わいが強くて気に入ったのだが、

それまで何度かは正直うまいとは思わなかった。

ここ最近になって素朴な味わいとを理解することになり、

それまでとは180度違った考え方になった。

今では非常に気に入っているのは言うまでもない。

 

さてその讃岐うどんのお店で出てきた武蔵野うどんはというと、

麺はもちろんのこと自家製の讃岐麺であった。

煮詰まりすぎたつけ汁にネギがほとんど溶けていた。

濃いつけ汁というより煮詰まったつけ汁、

その味の濃さに讃岐麺が負けてしまっている。

食べ物に癇癪を起しても仕方ないが、

田舎風讃岐つけ麺といったとしても

味には全く納得がいかなかった。

武蔵野と商品名を出すなら、

武蔵野地粉をせめて使ってほしい。

つけ汁だけでも武蔵野というならば、

やはり煮詰まりすぎたものを出しちゃいけない。

 

食の文化も絶えず変動しているが、

やはり味に対する思い入れがあるなら

もう少し気を使ってほしかったと思う。

少し欲求不満が残ってしまった。

 

今日は食材屋に仕事帰りに立ち寄る。

つけ汁うどんを食べたかったからである。

関東小麦8割使用の麺が売っていた。

深谷ねぎを探したが見つからず、

普通の白ネギとなってしまった。

豚ばら肉を使う店が多いが、

豚の切り落としを買う。

 

家に帰るや鍋にお湯を沸かして麺をゆで上げる。

小さな鍋に麺つゆを入れしめじと豚肉を煮る。

味加減は塩角が立たない程度に濃いところに合わせる。

夕方遅かったので出汁をとるのは断念してしまった。

それでも最近の出汁醤油は当たり外れの少ないもので

まぁそこそこの味に収まってくれた。

麺を冷水にさらして十分に冷やし水を切る。

盛り付けている間にネギに火を通す。

盛り付けて神瀬である。

七味をふっていただきました。

まぁ自分なりにはいい感じかなと思っている。

いいお店の味わいにはほど遠いものの、

バランスよく仕上がったと思う。

かき揚げと茄子の天婦羅を作りたかったのだが、

時間がなく断念する。

それでもなかなかおいしく頂けました。

 

地粉の割合が多いと麺の味が濃くなる。

何軒か食べ歩いているとわかるが、

粉の配合もお店によりまちまちのように思う。

けれど讃岐は讃岐、武蔵野は武蔵野、

それぞれ別の料理だと思っています。


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