体はクタクタではあったが、
気持ちまで折れなくて良かった。
午後一番の現場を終えて移動する。
方向違いで困ったものだ。
現場を出てから睡魔が襲う。
石川PAで休憩しようと思った。
府中のインターから八王子方面へと向かう。
目的地は入間だったのだが、
下を走るか上を走るか迷うところです。
休憩が欲しかったので上を使うことにする。
高速に乗って少し走ったところで目に映ったのは富士山でした。
雪化粧で真っ白になりとても綺麗だった。
背景が青くないのは仕方ないが、
それでも威風堂々とそびえていた。
「六根清浄、六根清浄」
古来より霊山として崇められてきた。
信仰の山であり、観光の山であり、日本のシンボルでもある。
中学の修学旅行で行ったきりである。
確か中学の修学旅行、
新幹線で東京駅まできて、
そのままバスに乗って首都高速にのり
「右手に見えますのが皇居です、左手に見えますのは東京タワーです。」
バスに乗ってそのまんま箱根のホテルへと行った記憶が‥‥‥？
翌日は富士山にバスで登り上り、
何処かのマリンパークに立ち寄って、
その後の記憶は・・・・なし。
お上りさん丸出しのツアーだったように思う。
数年後の修学旅行は広島だったり長崎だったりと
目的やテーマがしっかりしていた。
あちこちにテーマパークが出来たこともあって、
旅行の選択が広がっていたのである。
仕事柄、車ですごす時間がとても長いのです。
上京した頃はバブルの時期、
超青田刈りで入社した為、バブルの実感は全くなかった。
社会のことはまだ何も知らない。
実感するはずも無かったのです。
今ほど道路が整備されていなかったので、
渋滞は日常茶飯事でした。
バス旅行も多かったので、
何十台とバスが連ねて走る姿をよく見ました。
最近はそういう光景も少なくなったように思います。
スキーツアーのバスも昔ほどではないし、
随分と昔とは変わったように思う。
車で行きたい所はたくさんある。
けれどなかなかいけないものである。
残念だけれども仕方ない。
いつかは色々と行ってみたいと思う。
石川PAで5分のつもりの休憩であったが、
気がつくと30分程休んでいた。
目が覚めてくれたので仕事に復帰する。
いつもと変わりのない一日をおえる。
