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Sunset hills

byサントス

涼をとる

2013-08-16 14:12:06 | Talk to myself 2013

古くから幽霊の話をいくつも聞く。

霊感の強い人は確かにいると思う。

幽霊より怖いのは生霊、

これは生きている人の恨みっつらね。

こちらに原因がなくとも、

恨み妬みを持たれることもある。

 

除霊、洋の東西を問わずある。

霊にたたられるというのは

心の弱みに付け込まれるのと同じかもしれない。

性悪説と性善説、

人間本来の姿を善悪とするもの。

確かに野蛮な心は誰しも持っているが、

無垢に近い形で生まれた赤ん坊が

生れ出た瞬間に人を危めようとは思ってはいないと思う。

後天的な影響がはるかに大きいと思う。

仏教は十界という説明をしている。

地獄・餓鬼・畜生・修羅の世界を四悪趣といって、

悪い趣、つまりは偏った状態としている。

お盆、彼岸・先祖供養の風習、

政治的に檀家制度が今でいう市役所的な役割を果たし、

至っては葬式仏教などと言われる。

日本の仏教は意味合い的には儒教の影響を受けている。

また大乗仏教がキリスト教だという理屈はない。

かなり乱暴な意見だと思う。

根柢の思想が全く違うが、本来の目的は同じとみる。

 

戦乱の時代にしても、誰しも平穏無事を祈る。

仁義礼智信、儒教の教えかもしれないが

日本には深く根付いている。

国を統治するのには必要なことだと思う。

ただどんなに教育を受けても、

どんなに裕福になっても

人の心は弱いものであり、

今もってしても克服はできない。

お金を持てば執着を持ち、

名誉や栄誉や権勢欲、

お前なんぞはという傲慢さ、

貪瞋痴という煩悩は増える一方かもしれない。

 

幽霊話といえば番町皿屋敷やお岩さん、

噺家の夏の定番である。

エアコンのない時代に怖い話を聞いて

昔の人は涼をとると同時に、

道徳心を養っていた。

背筋がぞっとする話である。

昔の2時のワイドショーなんかも

心霊写真や霊体験などを取り上げていた。

観るたびに背筋に寒気が走る。

夏の大定番であった。

 

十三日の金曜日やエルム街の悪夢など

洋画も非常に怖かった。

ジャパニーズホラーがその後にブームとなる。

呪怨、リング・・・。

新しい話題とリアルなビジュアルが

国際的なコンテンツとなる。

都市伝説的なものもいろいろと流行する。

お化け屋敷といい、夏は大定番である。

陰陽師なんかもこの時期に観てみたい作品である。

 

それよりも公邸の幽霊話はちょいと気になる。

入邸すべき人が怖がって入れない。

もしかして伏魔殿?

軍服を着た人が夜な夜な歩いているのかな。

自分のお金でお祓いしたらどうかな。

何か身に覚えのある話かな。

いやいや、それより人の入っていない間にテレビ局が入って

暗視カメラでも仕掛けてみたらいかがかな。

事の真相は不明である。

ちょいと気になる都市伝説かもしれない。


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