路面電車といえば荒川線を思い出す。
今でも元気よく走っている。
世田谷線も路面電車なのかもしれないが、
あまりそう感じない。
子供のころはあちこちにあったと聞く。
今では随分と少なくなった。
息が詰まるような満員電車、
乗っていて息苦しくなる。
なんかのどかでいい。
新幹線もあまり好きではない。
帰省の戻りに乗った新幹線だが、
隣に座ったお客さんが最悪である。
大きく足を貧乏ゆすりする。
しばらくしたら落ち着くかと黙っているが、
一向に止む気配なし。
かと思うと携帯で喋り放題である。
声こそそれほどでもないが、
京都の手前から岡崎ぐらいまでずっとしゃべっていた。
「ちょっと充電させてください」
と、足元のコンセントに充電器を差し込む。
電話が終わった後はスマホのゲーム。
落ち着かない電車旅となってしまった。
少しタイムスリップしたのか、
ここだけ時間の進みが遅いのかわからない。
ノスタルジーに浸ることができた。
乗ってみて情緒的に落ち着きを感じる。
とはいえD51や他の機関車が現役で活躍しているのは見たことがない。
動体保存しているものもあるが、
直接には見たことがない。
展示だけでも圧倒する存在感がD51。
昔の旅はどれほど賑やかだったろうと思う。
D51には工業的な美しさを感じる。
トロッコ列車には今回縁がなかったが、
初めて牛車を拝見する。
牛に引かれてどれほどのスピードか知らないが
乗り心地はいかがなものだったのだろうか。
サスペンションもないしね。
ただ工芸的な美しさを感じる。